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【2024年】アメリカの学校給食|日本との違いやメニューを管理栄養士が解説

アメリカの学校給食メニュー

アメリカの給食は日本と何が違うの?メニューは?

子どもがアメリカの学校へ通い始めて、給食食べられなかったらどうしよう…

アレルギーのある子はどうしてるの?

という疑問を解決します。

わたしはアメリカ駐在妻で、日本では幼稚園や小学校給食に関する仕事をしていた管理栄養士です。2人子どもは2021年からアメリカの小学校に通っています。

アメリカの給食はおいしいのか、給食費はいくらするのか、子どもに食べさせても安全なのかいろいろと気になりますよね。

和食を食べなれている日本人の子どもに「アメリカの給食はおいしい?」と聞くと、「No」と答える子の方が多いです。

日本の給食は手の込んだメニューがあたり前ですが、アメリカの給食は「素材をいかしたようなメニュー」です。

日本の給食ではあまり出てこない生野菜もアメリカの給食では毎日出ます。

しかし、アメリカの給食は日本とは違い毎日必ずみんな同じものを食べないといけないものではありません。

いくつかのメニューから好きなものを選ぶことができ、給食が嫌なら毎日お弁当を持たせることもできます。

この記事では、最新のアメリカの給食について詳しく紹介します。

この記事でわかること
  • アメリカと日本の給食の違い
  • アメリカの給食メニュー
  • 給食費と支払方法
  • アレルギーのある子への学校の対応
  • アメリカ人が使っている弁当箱

これから子どもがアメリカの学校へ通う、という方はぜひ最後まで読んでみてください。

この記事を書いた人

2021年からアメリカ在住。7&9歳の子どもがいる30代駐在妻。
「自分自身が小学生を連れてのアメリカ駐在前に知りたかったこと」を中心に、駐在予定&駐在中の方が快適なアメリカ生活を送るための情報を発信しています。

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【アメリカの学校給食】日本と違う12のこと

アメリカの小学校のカフェテリア

①アメリカの学校では朝食も提供

アメリカでは、学校へ行ってからカフェテリアで提供されている朝食を食べることができます。

朝起きて着替えたらすぐにスクールバスに乗って学校へ行くので、バタバタすることがありません。

朝食を持って行って学校で食べてもいいですよ。

家で食べてから登校しても大丈夫です。

②食事の時間は3回

日本では、小学校の食事の時間は昼食のみですが、アメリカでは3回もあります。

  1. 朝食
  2. 昼食
  3. スナック(持参したもの)

ただし、先生によってはスナックタイムをもうけていないクラスもあります。

③給食は教室やカフェテリアで食べる

学校にもよるとは思いますが、息子たちの学校は朝食・スナックは教室、昼食はカフェテリアで食べます。

④給食当番はない

カフェテリアは専属スタッフが提供しています。日本のような給食当番はありません。

⑤給食メニューはみんな同じではない

その日用意されているいくつかのメニューから、自分で食べたいものを選べます。

⑥給食は予定通りのメニューが出ないのはあたり前

週に2~3回変更になることもあります。

メニュー変更があっても、事前に連絡がくることはありません。

⑧品切れはよくある

カフェテリアでは、選びたいメニューが前の子達で品切れになってしまうことがあります。

どうしてもそのメニューが食べたい時は、カフェテリアのスタッフに聞いてみると、奥の方から出してくれることもあります。

⑨白ごはんや和食は出ない

ときどき、インディカ米という細長い形のご飯が出ることはあります。日本人の子供達は苦手で食べられないという意見が多かったです。

⑩給食のりんごは丸々1個で出る

アメリカでは、りんごは丸かじりする食べ方が主流です。

給食に出るのは、日本のりんごより小さめのサイズですが、丸々1個がラップにくるんであるだけです。

皮をむいてカットされたりんごしか食べたことがないと、ビックリするかもしれません。

⑪給食には甘すぎるメニューもある

アイシング付シナモンロール

アメリカでは激甘と言えるほどの食べ物が数多くあり、給食でもよく出てきます。

  • アイシング付シナモンロール
  • ピーナツバター&ジェリーサンドイッチ
  • ドーナツ
  • ポップタルトストロベリー(しっとりクラッカーにストロベリージャムが挟んであるもの)

⑫給食は担任の先生と一緒に食べない

日本では、給食は担任の先生と一緒に食べ、昼休みは先生達の休憩時間ですよね。

アメリカでは給食の時間が先生達の休み時間なので基本的に担任の先生と一緒に食べることはありません。

逆に昼休み時間になるとアメリカの先生達はクラスの子ども達の様子を見る時間になります。

【アメリカの学校給食】メニュー

朝食

アメリカの学校給食朝食メニュー

朝食は、いくつか用意されているメニューから自分の食べたいものを選んで取っていくバイキング形式です。

メインメニューを1つ、サイドメニューから3つまで、飲みものを1つを選ぶのが基本となっています。

【メインメニュー】

朝食のハンバーガー

メインはシリアル(日替わり)+パン系合わせて3~5種類用意されていて、好きなものを1つ選びます。

シリアルメニュー
  • ハニーナッツシリアル
  • ココアパフ
  • シナモンシリアル
  • ポップタルト(しっとりクラッカーにストロベリージャムやシナモンジャムが挟んであるもの)

※シリアルは1食分がカップに入っています。

パン系メニュー
  • ベーグル
  • シナモンロール
  • 甘いドーナツ
  • ハンバーグが挟んであるだけのハンバーガー
  • アメリカンドッグ

【サイドメニュー】

サイドメニューは日替わりで3種類ほど用意してあり、すべてえらぶこともできます。

  • ヨーグルト
  • コールスローサラダ
  • 生の人参
  • りんご
  • ブルーベリー
  • バナナ
  • オレンジ
  • いちご
  • りんごのコンポート

【飲み物】

  • 牛乳
  • チョコレートミルク
  • ストロベリーミルク
  • りんごジュース
  • オレンジジュース

選んだメニューは使い捨てのトレーにのせて、教室まで自分で運んで食べます。

昼食

2023年3月の給食
アメリカの学校給食昼食メニュー

昼食もバイキング形式で、用意されているメニューの中から好きなものを選んで使い捨てのトレーにのせていきます。

給食を受け取るときの流れ
  1. 飲みものをえらぶ
  2. メインメニューのお皿をえらぶ
  3. サイドメニューをえらぶ
  4. 会計

【飲みもの】

朝食の時はジュースもありますが、昼食では牛乳シリーズのみです。

  • 低脂肪牛乳
  • 低脂肪チョコレートミルク 1番人気!
  • 低脂肪ストロベリーミルク

アメリカ人の子供たちに一番人気なのは断然チョコレートミルクです。

9割以上の子どもがチョコレートミルクを飲んでいます。ココアみたいな味でおいしいです(^^

【メインメニュー】

メインは日替わりで3~5種類用意されていて、好きなものを1つ選びます。金曜日はいつもピザです。

  • ピザ(ペパロニピザ・チーズピザ)
  • ナチョス
  • ハンバーガー
  • ホットドッグ
  • フレンチトーストスティック
  • ベーグル
  • スパゲッティミートソース
  • タコス
  • フライドチキン
  • チキンナゲット

【サイドメニュー】

生のミニ人参

サイドメニューも日替わりで、3〜5種類が用意されていて、好きなものが選べます。

サイドメニューはお皿にのるならいくつでも選べます。

  • フライドポテト
  • ゆでたブロッコリー・インゲンマメ
  • マッシュポテト
  • マカロニチーズ
  • ヨーグルト
  • コールスローサラダ
  • 生の人参(←2日に1度は出る定番メニュー)
  • りんご・パイン・オレンジ・洋梨
  • いちごや桃、りんごのコンポート

お弁当の子はカフェテリアへ持って行き、みんなと一緒に食べています。

スナック

アメリカの学校給食スナックメニュー

スナックは家から好きなものを持たせます。

スナックと聞くとお菓子だけを想像するかもしれませんが、バナナ・りんご・ぶどうなどのフルーツやサンドイッチ・クラッカーなどを持ってくる子が多いようです。

とはいえ、スナック菓子でも大丈夫です。息子は最近プロテインバーを持って行ってます。

チョコレートや飴などは体に良くないため「禁止」と言う先生もいます。

長男の先生からは「なるべくヘルシーで健康的なスナックを持ってくるように」という連絡がきました。

スナックタイムをもうけていない先生のクラスになったときは、この時間はありません。

アメリカの学校給食メニューの確認方法

学校のホームページから確認できます。

息子の学校の場合は、来月末までのメニューを見ることができます。

ほとんど同じメニューがくり返されている感じで、週に2回同じものが出ることもあります。

アメリカの給食費と支払方法

給食費

2023年9月現在のケンタッキー州とニューヨーク州の給食費です。

ケンタッキー州ニューヨーク州
朝食
(小中高)
2ドル2ドル
昼食(小)2.75ドル3.55ドル
昼食(中高)3ドル3.75ドル

都会の方が少し高いようですね。

わたしの子どもが通っている小学校では、親もお昼の給食を5ドルで食べられます。(予約必須)

9つの州で公立学校の給食が無償化

2023年現在、アメリカの9つの州では公立学校の給食費が無料になる「ユニバーサル学校給食プログラム」が実施されています。

ユニバーサル学校給食プログラム」が実施されている州
  • ニューメキシコ州
  • ミネソタ州
  • バーモント州
  • ミシガン州
  • コロラド州
  • マサチューセッツ州
  • カリフォルニア州
  • メイン週
  • イリノイ州

ケンタッキー州は、2020〜2022年5月はコロナの救済措置で生徒全員に朝食・昼食が無料で提供されていましたが現在は有料のところが多いですね。(同じ市内でも、2022年8月以降も引き続き無料の学校もある)

アメリカ全体で給食費が無償化になれば、小学生は1人あたり年間855ドル~999ドル(12万~14万5千円)、中高生は1人あたり年間900~1035ドル(13~15万円)の補助が出ることになります。

支払方法

アメリカの給食費は前払いです。

プリペイドカードにチャージした金額から引かれる仕組みになっています。

カフェテリアのレジでプリペイドカードを提示、またはプリペイドカード番号を口頭で伝えると精算できますよ。

アプリ内でクレジットカード払い、または子どもが現金を持って学校のレジへ行きチャージしてもらいます。

アプリからチャージする方法
  • 「My school bucksのアプリ」をダウンロード
  • 親の名前・メールアドレスなどを入力後、学校名・子どもの名前を選択
  • メールにIDが送られてくるのでアプリに登録
  • 金額を指定してクレジットカード情報を入力して清算($2.49の手数料がかかる

キンダーの頃はまだ自分でカードの管理は難しいため、担任の先生がカードを回収して管理してくれています。

給食費が無料または割引きされる収入の目安

収入が一定額以下の家庭は、申請をすると無料または割引きとなります。

世帯人数無料になる月収割引になる月収定価の月収
(割引なし)
2~$1,984$1,985 ~$2,823$2,824~
3~$2,495$2,496 ~$3,550$3,551~
4~$3,007$3,008 ~$4,278$4,279~
5~$3,518$3,519 ~$5,006$5,007~
6~$4,029$4,030 ~$5,733$5,734~
7~$4,541$4,542 ~$6,461$6,462~
※アラスカ州・ハワイ州をのぞく48の州で共通 

詳しくは米国政府のUSDAサイトと、貧困ガイドラインをご覧ください。

4人家族の場合、月収$4,278以下であれば「割引」、$3,007以下なら「無料」となります。

給食費補助の申請はMy School Appsから可能。

おかわりは別料金

一度会計を済ませたあと、おかわりをもらいに行くともう一度料金がかかります。

小学生の昼食だと$2.75×2=$5.5 となるので、育ち盛りのお子さんだとけっこう高くなってしまいますよね。

3~5つ用意してあるサイドメニューは、3つでも5つでも値段は変わりません。

1回のセットで選ぶサイドメニューを、なるべく多く取るように話しておくといいかもしれませんね。

給食費が無料となっている子でも、おかわりをしたら回分料金を支払う必要があります。

アメリカの学校給食は日本の子どもでも食べられる

野菜やフルーツは、アメリカで栽培されたオーガニックの新鮮なものを提供しているので安心です。

最初は食べられなかった、という日本人の子でも食べている友達を見て食べるようになる子はたくさんいます。

給食に魚が出る日は少なく、肉料理や揚げ物が多い、というところは気になるところです。

基本的に野菜は生か茹でただけで、それにケチャップやマヨネーズ、塩をかけて食べます。

シンプル野菜が食べられるかどうかは、アメリカの給食の好き嫌いに大きく影響している気がします。

アレルギーのある子への学校の対応

給食ではアレルギー対応食などは提供されていません。

アレルギー食材が入っていないメニューを選ぶか、お子さんが小さくて心配ならお弁当を持たせることになります。

アメリカでは「ナッツアレルギー」の子が多いみたい。

給食のときは「ナッツアレルギーのある子達」はみんなと別の専用テーブルで食べるようになっています。

アメリカ人の子ども達が使っている弁当箱

わたしが学校のカフェテリアへ見学に行ったときは、クラスの1/5くらいの子はお弁当を持ってきていました。

持ってきているのはこの2パターンです。

  1. 保冷バックに「仕切りのついているお弁当箱
  2. 保冷バックに「ジップロックやタッパー」

もちろん決まりはないので、日本の弁当箱セットでもいいですよ。

給食後の歯みがきはトイレで

日本のように、給食後はみんなで歯みがきをするという感じではありません。

歯みがきをしたい子は、給食後にトイレでできます。

息子のショックな一言

アメリカでは、食事時間が終わると残りはゴミ箱に捨ててしまいます。

嫌いな物も、無理に食べずに捨てて終わりなのです。

アメリカへ来て間もない頃、息子にこう言われました。

給食は、食べられなかったら捨てればいいんだよ~

え!?………(泣)

日本では、食べ物は大事にしようねと言いながら育ててきました。

たった数日でそんな事を学んだのかと悲しくなりました。

食べ物を大切にする心は、忘れないでいてほしいです。

まとめ:アメリカの給食を上手に利用しよう

アメリカの給食の日本との違いはこちらでした。

  • 好きなメニューを選べる
  • 主食はパン系で、甘すぎるものもある
  • 野菜は生かシンプルな調理法
  • 魚は少ない(フィッシュフライやサーモンくらい)
  • フルーツは毎日出る

わたしは個人的に、子どもが食べられるなら友達と一緒にアメリカの給食を楽しんだらいいと思っています。

食べさせたい食事や栄養素があるなら、おやつや夕食そして休みの日にカバーすれば大丈夫。

それより、現地の子どもたちと同じものを食べて「今しか経験できない体験をさせる」ことの方がメリットは大きいと思っています。

息子たちは2年以上食べていますが、体型の変化はまったくありません。

とはいえ、日本で育っていると「アメリカの給食は口に合わない」という子も多いとは思います。

お弁当を作ると親の負担は大きくなりますが、いつでも好きなときに予約なしで食べられるカフェテリアがあり、お弁当を持って行けば少しは節約になると前向きに考えてもいいかもしれません。

朝食・昼食の時間は牛乳($0.6)のみ買うこともできますよ。

アメリカの給食を上手に利用して、親子で快適なアメリカ生活を送っていきましょう。

【アメリカ在住小学生の日本語学習】

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