- いずれ帰国して日本の学校に通う予定
- 海外でも日本の勉強をさせたい
- 将来日本での受験を考えている
駐在生活で心配なことの1つに「子どもの日本語学習」があります。
”すべて英語”の現地校に通っている場合、日本語を学べるのは放課後や土日のみです。

子どもに日本の学習をさせたいなら、勉強できる環境を親が用意してあげないといけません。
アメリカ生活3年目のわたしは、ほぼ家庭学習のみで子どもに日本の勉強をさせています。
その結果、小学3年生の息子(小1からアメリカ在住)は、2023年6月・7月に一時帰国して日本の小学校へ通わせても全く苦労せず授業についていけ、2023年8月に受けた全国実力診断テストでは「国語95点、算数100点」でした。
この記事では、海外生活3年目でも日本の勉強についていけている子どもを持つわたしが、「海外駐在中の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法」を厳選して紹介します。
未来のわが子が将来日本に帰国したあと困らないよう、海外でも日本の学習ができる環境を作ってあげたいと思っているなら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
海外駐在中の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法
結論をさきにいうと、海外駐在中の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法はこちらです。
- 日本の通信教育タブレット学習を利用する
- 日本語の本を読む
- 日本人の先生に教えてもらう
- 海外でも日本のテレビを見る
- 日本語の問題を解く&文章を書く
それでは一つずつ紹介していきます。
日本の通信教育タブレット学習を利用する

日本の通信教育タブレット学習を海外で使うと、日本で使うときの10倍は価値があります。
タブレット学習を使うと、日本の学校であたり前に行っている以下のことが家でかんたんにできるようになります。
- 日本語の授業を受ける
- 日本語の問題を解く&文章を書く
- 本(教科書)を読む
- やり直しをする
さらに、学校ではすぐにしてもらえない「その場での〇つけとやり直し問題を自動で作成」する機能がついていたり、テスト対策・漢検対策までできたりするものもあります。
個人的な意見ですが、月1万円以下で「日本に帰国したあと授業についていけないことで不登校になるリスク」を軽減できるのであれば安い投資だと思います。
最近の通信教育はAIなども活用しながら日本で不登校になった子でも授業についていけるように開発されているものばかりなので、海外子女が使わない手はないですよ。

親が子どもに教えるのも限界がありますしね……
親がガミガミ言わなくていいから親子の仲も良好になります(^^♪

- 教材の受け取りゼロ。小1~高3の勉強し放題の「すらら」
- 爆笑連発!勉強嫌いも夢中にさせるうんこゼミ
子どものペースで学びたいなら「すらら」

日本の学習ペースに合わせるのではなく子どものペースで日本の勉強をしたいなら、手持ちのパソコンやタブレットで小1~高3の内容を勉強し放題の「すらら」がおすすめです。

3ヶ月以上日本の勉強に遅れている科目があるなら「すらら」しかありません。
他のタブレット学習より少し高めではありますが、日本の塾講師が「子どもひとり一人の状態から成績アップできる学習計画表」を作ってくれます。
日本で不登校の子が出席扱いにしてもらえる教材なので、学校に通っていない海外在住の子でも効率よく学校の勉強ができますよ。
「すらら」の公式サイトから資料を請求するときに「海外の住所」を入力するとデジタル版の資料がメールに届きます。
海外に住んでいて「すらら」をもっと詳しく知りたいなら、公式サイトから「海外の住所」を入力して無料資料請求してみてください。(2分でできます)すらら公式サイトはこちら>>
ちょっとズルい?「すらら」を海外受講して分かった5つのメリットと評判>>
かわいいキャラクターと楽しく学習「チャレンジタッチ」

チャレンジタッチは「日本の小学生が好きな通信教育1位」に輝いている人気のタブレット学習です。
ただ、海外でも使いたいと思っていても日本で年3回教材の受け取りが必要なので誰でも使えるわけではありません。詳しくはチャレンジタッチを海外で使う5つのデメリットを確認してください。
もし問題なさそうなら、3ステップ!チャレンジタッチを海外でも日本と同じ料金で使う方法の通りに使ってみてください。
手をついて書ける高性能タブレットで書く問題もたっぷりできる「スマイルゼミ」

スマイルゼミは日本で専用タブレットさえ受け取ってしまえば他に受け取るものがないので海外でも使いやすいタブレット学習です。
入会時にタブレット代で1万円かかるのは他社のタブレット学習と比べてのデメリットに感じますが、高性能でめちゃくちゃスーーラスラ文字が書けて最高ですよ。
正直、この性能のタブレットが1万円で買えることがラッキーと思えるほど。
息子はアメリカでチャレンジタッチとスマイルゼミを両方使っていますが、「スマイルゼミの方がめっちゃ書きやすい」と言っています。
スマイルゼミは資料請求をすると入会時に使える限定クーポンやプレゼントが届くので、迷っているなら先に資料請求(2分で完了、即日発送)しておくといいですよ。
この情報は神!スマイルゼミを海外受講する前に知りたい3つの注意点を口コミ>>
もしチャレンジタッチかスマイルゼミで迷っているなら、個人的には以下の理由でスマイルゼミの方がおすすめです。
- 教材など、海外で受け取るものがなにもない
- 文字がかなり書きやすい(ドリルかわりに◎)
- 画面を開いたときに今日の勉強が一目で分かる
- 勉強で貯めたポイントがすぐに使える(アバター装飾品や壁紙に交換可)
スマイルゼミvsチャレンジタッチを画像で比較している記事もよかったら参考にしてみてください。
難易度の高い応用問題で受験に役立つ思考力が育つ「Z会」

「Z会タブレットコース」は手持ちのiPadを使って学ぶタブレット学習。
タブレット学習の中では一番難易度が高く、基礎を理解していないと解けないような応用問題が多いです。
「ザ勉強」といった雰囲気で、これから受験を考えている子にはもってこいの内容ですよ。
年に1回1年分のドリルが送られてくるので、もし実家で受け取ってもらえるなら日本と同じ料金で利用できます。
Z会から海外へドリルを発送してもらう場合は月2,100円(年間25,200円)もプラスでかかってしまうので注意してください。
海外在住の子が使いたいなら、基本は他社のタブレット学習で勉強し追加でZ会を利用するといいですよ。Z会だけでは難しすぎて挫折します……
Z会に資料請求すると無料でお試し教材がもらえるので、お子さんが好きな雰囲気かどうか確認してみるといいですね。
Z会公式サイトはこちら>>(秋の資料請求キャンペーン中。小学生は無料資料の請求で「原稿用紙の使い方クリアファイル」を無料プレゼント!)
勉強嫌いも夢中にさせる「うんこゼミ」

幼児・小学生の2人に1人は持っているという大人気のうんこドリルから、パソコン・タブレット・スマホで学習する「うんこゼミ」が登場しました。

「うんこゼミ」は勉強嫌いの子やゲーム好きの子にピッタリです。
うんこドリルは1冊1,200円などドリルの中では高いですが、うんこゼミは使い放題で月2,480円とかなり手ごろです。
なぜか一番ハマる世代であろう小1~小2用はありませんが、小3~小6の国数英理社+教養を爆笑しながらゲーム感覚で勉強したい子はぜひお試しあれ。
いまなら10日間無料で体験できるので、子どもが好きかどうか気軽に試せるチャンスです♪うんこゼミ公式サイトはこちら>>
日本語の本を読む

本を読むことは、国語の基礎力・思考力と密接に関連していることがわかっています。
進研ゼミの調査では、元々学力が高い子、低い子ともに本を読むことで1年後の偏差値が大きく伸びていました。
国語の語句や漢字などを問う「知識問題」では、「偏差値の1年間の変化」を見ると 、学力の高いグループでは読書量が多い子どもと読書量が少ない子どもとで1.7ポイントの差がつきました。また、学力の低いグループでは読書量が多い子どもは、読書量が少ない子どもより、1年間で3.2ポイント偏差値を大きく伸ばしました。
ベネッセ教育情報サイト
しかし、海外生活中は日本の本は高額だったり新刊が手に入りにくかったりするんですよね。
海外で手軽に日本の本が読める方法は4つあります。
- 日本から引っ越し荷物と一緒に送る
- 日本人補習校の図書館
- 日本のAmazon kindle
- 進研ゼミの「まなびライブラリー」
本を読む方法① 日本から引っ越し荷物と一緒に送る
家の中に本があると、子どもは気が向いたときすぐに本を手に取れます。
日本から引っ越し荷物と一緒に「子どもが好きそうな本」や「読ませたい本」を送るといいですよ。
日本のAmazonから直接海外へ送ってもらうこともできますが、送料は1,300円~6,000円かかるので…
わたしは引っ越し荷物で子どもの本を200冊ほどアメリカの家に送りましたが多すぎたとは思いません。
持ってきた本の中で、年長さん~小学生のお子さんにおすすめしたい本はこちら↓
小1と小3の子ども達が「えーー!そうなの?」と楽しみながら新たな発見をし、かなり勉強にもなるのでめちゃくちゃおすすめ。このシリーズは他にもあるんですが本当にいいです(^^
本を読む方法② 日本人補習校の図書室で借りる
文部科学省によると日本人補習校は世界に229校(2020年時点)あります。
日本人補習校(補習授業校)には日本の本が集められた図書室があり、子どもが通っていない一般の人でも本が借りられる場合があります。
近くに日本人補習校があるなら聞いてみるといいですよ。
本を読む方法③ 日本のAmazon kindleで電子書籍を読む
日本のAmazon kindleを利用するとパソコンやタブレット、スマホで好きな本が読めるようになります。
2通りの利用法はこちら↓
- Amazon Kindle unlimited に登録(月額980円で200万冊読み放題)
- Amazon kindleで好きな本を1冊ずつ買う
Amazon Kindle unlimitedは月額980円で200万冊が読み放題&家族で利用できます。
ただし最新の本や人気の本は読み放題に入っていないこともあるので、その場合はAmazon kindleで好きな本を1冊ずつ買うといいと思います。
海外でも送料無料で気軽に本が読めるのはメリットです。
本を読む方法④ 進研ゼミ「まなびライブラリー」の電子書籍を読む

子どもが進研ゼミのチャレンジタッチ(紙教材でも可)を利用していると、1,000冊の電子書籍が読み放題の「学びライブラリー」が無料で利用できます。

チャレンジタッチの「専用タブレット」と、「パソコンでログイン」しても読めますよ。
海外で利用するとめちゃくちゃおトク感があるんですよね~なんたってタダですから。
毎月25日に本の入れ替えも行っていて、定期的に新しい本が入ってきますよ。
3ステップ!チャレンジタッチを海外でも日本と同じ料金で使う方法>>
日本人の先生に教えてもらう

海外に住んでいて日本の先生に教えてもらいたいなら、日本のオンライン家庭教師やオンラインの習い事を利用するのが便利です。
家族以外の日本人と会話できるメリットもあります。
・オンライン家庭教師を利用する
日本語を話せる先生のいる塾が近くにあれば通うのもありですが、アメリカにある塾は入会金+週1回1教科で月2万円などで超高額……
そこで便利なのが送り迎えなしで利用できる日本のオンライン家庭教師です。(SkypeやZoomを使用)
わが家は小学生~高校生が24時間利用できるまなぶてらすを利用してますが、マンツーマンで1回あたり50分:1,600円~でお手軽価格ですよ。

息子は勉強ではなくバイオリンを習っています(^^♪
まなぶてらすは、日本の勉強はもちろん以下のようにさまざまな分野の日本人の先生が在籍していて、1アカウントあればその時の気分で様々な習い事ができるのでとても便利です。
- 国数英理社
- そろばん
- バイオリン
- 将棋
- ピアノ
日本人から教えてもらえる習い事を手軽にしたいならぜひチェックしてみてください。まなぶてらす公式サイトはこちら>>
・オンラインそろばん教室を利用する

海外に住んでいても日本の子ども達のようにそろばんを習わせたいと思っている人は多いことと思います。
そろばんは、小学生の親が子どもに習わせたい習い事で5位なんですよ(^^
「日本人の先生から日本語でそろばんを習いたい」なら、オンラインそろばん教室を利用するのが一番便利。
【全教科の成績アップ】海外在住小学生におすすめのオンラインそろばん教室3選はこちらの記事で紹介しています。
海外でも日本のテレビを見る

海外の現地校に通っていると、日本人同士の会話は家族だけ……という子は多いと思います。
日本人同士の会話を聞いたり、やっぱり純粋に日本のテレビを楽しむことも楽しみの一つですよね。
しかし、海外でテレビをつけても日本のテレビが自然に見られることはありません。
【無料あり】アメリカで日本のテレビを見る5つの方法はこちらで紹介しています。
また、NHK for SchoolというNHKが提供している学び系コンテンツの動画サイト(無料)は、国・数・英・理・社・道徳・家庭科など日本の学校の授業でならう内容の動画が海外のインターネット環境からでも見られておすすめです。

分かりやすい授業動画が無料で見られます♪
間違いやすい日本語の使い方や算数問題を面白く教えてくれるので、勉強っぽくないのにしっかり学べますよ。
中高校生向けの動画もあるので、よかったらチェックしてみてください。
日本語の問題を解く&文章を書く

海外生活では、家庭で漢字や文章を書く練習をしなければ日本語を書く機会は本当に少ないです。
海外で算数が得意だとしても、日本語で同じ問題を出されると解けないという子もいます。
日本のドリルやちびむすなどの無料ドリルをプリンターで出して利用したりして日本語を書く機会を作りましょう。
日記を書くのもいいですよ。
海外生活中に日記をつけていると、帰国したあとに読み返して楽しめそうですよね。

親子で交換日記をするのも◎
海外で日本のドリルを準備するのはハードルが高いので、毎月定期的に最新のドリルが入ってくるスマイルゼミやチャレンジタッチなどの書き込み式タブレット学習を利用するのも便利です。
まとめ:海外でも効率よく日本の勉強に取り組んで将来の可能性を広げてあげよう!
海外では日本の勉強は苦手のまま放置していても困りませんが、いずれ帰国したときのことを考えて早めに日本語を学べる環境を作ってあげましょう。
海外生活をしていて子どもに日本語を学ばせるには、親のサポートは欠かせません。
個人的には、海外で日本のタブレット学習を使わないのは損だと思っています。
もし「もっと早くからやっていれば……」と後悔しているとしても、すららのように日本の学年にとらわれず子どものペースで勉強できる教材もあるので、好きなものをぜひ使ってみてほしいですね。
海外在住でわたしと同じ子育て中のあなたの参考になっていたらうれしいです。
【海外でも使える安くて便利なタブレット学習】
- 教材の受け取りゼロ。小1~高3の勉強し放題の「すらら」
- 爆笑連発!勉強嫌いも夢中にさせるうんこゼミ
【アメリカ在住小学生のタブレット学習に関する記事】