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【2023年】海外在住の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法

  • 海外在住で子どもは現地校に通っている
  • いずれ帰国して日本の学校に通う予定
  • 海外でも日本の勉強についていきたい

海外生活で心配なことの1つに「子どもの日本語の学習」があります。

アメリカで子育中をして実感していることですが、海外生活中に子どもが効率よく日本語を学べる環境は、親以外誰も真剣に考えてはくれません。

いずれ日本に帰国して学校に通う予定であれば小学校低学年だろうとも、いや、日本語の基礎が学べる小学生だからこそ海外でも日本語を学べる環境を用意してあげたいものです。

現地校に通っている子どもの場合、放課後の限られた時間の中でいかに効率よく日本語の学習できるかが大きなポイントになってきます。

アメリカ生活2年目で現地の小学校に通っているわたしの子どもは、日本語を話すのは基本的に家の中だけです。

現地校では英語の授業のみなので、家庭で何もしなければ「日本語はペラペラに話せるけど日本語の勉強は全くできない」ということになりかねます。

そんな中、長男(小2)が2023年1月に受けた進研ゼミ全国実力診断テストは「国語95点、算数100点」でした。

もちろん学年が上がれば勉強はどんどん難しくなっていきますが、海外生活2年目でもこの成績が出せたことは親子ともに大きな自信となっています。

今回は、アメリカ生活2年目のわが家でも実践している「海外に住んでいても子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法」を紹介します。

今すぐやれることばかりなので、これから何かはじめたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

2021年~6&8歳の子どもとアメリカで生活しながら『アメリカ駐妻Navi』を運営しています。
アメリカ駐在が決まったときは、自分の知りたいアメリカの小学校の情報などが見つからず不安なまま渡米しました。今はアメリカ生活2年目。自分が経験したり学んだことを活かして未来の駐在妻に役立つ情報を発信していきます。

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海外在住の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法

海外でも日本語の本を読む

本を読むことは、国語の基礎力・思考力と密接に関連していることがわかっています。

進研ゼミの調査では、元々学力が高い子、低い子ともに本を読むことで1年後の偏差値が大きく伸びています。

国語の語句や漢字などを問う「知識問題」では、「偏差値の1年間の変化」を見ると 、学力の高いグループでは読書量が多い子どもと読書量が少ない子どもとで1.7ポイントの差がつきました。また、学力の低いグループでは読書量が多い子どもは、読書量が少ない子どもより、1年間で3.2ポイント偏差値を大きく伸ばしました。

ベネッセ教育情報サイト

子どもが読みたくなるような本を用意しておき、子どもが自由に選べるようにしておくといいですよ。

しかし海外生活中は日本の図書館で本を借りられず、本屋さんで日本の本を買うこともかんたんではありません。

海外で手軽に日本の本が読める方法は4つあります。

  1. 日本から送った本
  2. 日本人補習校の図書館
  3. 日本のAmazon kindle
  4. 進研ゼミの「まなびライブラリー」

日本から送った本

家の中に本があると、子どもは気が向いたときにすぐに本を手に取ることができます。

わたしは引っ越し荷物で子どもの本を200冊ほどアメリカの家に送りましたが多すぎたとは思いません。

今でも日本のAmazonで実家に届くように本を注文し、子どもの通信教育の教材と一緒に送ってもらっています。

日本のAmazonから直接海外へ送ってもらうこともできますが、送料は1,300円~6,000円かかります。(アメリカの場合)

日本人補習校の図書室

日本人補習校(補習授業校)には図書室があり、日本の本が借りられます。

子どもが通っていなくても一般の方でも借りられる場合があります。

近くに日本人補習校があるなら聞いてみるといいですよ。

日本のAmazon kindle

日本のAmazon kindleを利用するとパソコンやタブレット、スマホで好きな本が読めるようになります。

日本のAmazon kindleは2通りの利用方法があります。

  • Kindle unlimited に登録(月額980円で200万冊読み放題)
  • Amazon kindleで好きな本を1冊ずつ買う

Kindle unlimitedは月額980円で200万冊が読み放題&家族で利用できるのでおすすめです。

ただし最新の本や人気の本は読み放題に入っていないこともあるので、その場合はAmazon kindleで好きな本を1冊ずつ買うといいと思います。

海外でも送料無料で本が読めるのはメリットです。

進研ゼミの「まなびライブラリー」

子どもが進研ゼミを利用していると、1,000冊の電子本が読み放題の「学びライブラリー」が利用できます。

チャレンジタッチの専用タブレットのほかパソコンでログインしても読めます。

毎月25日に本の入れ替えも行っていて、定期的に新しい本が入ってきますよ。

進研ゼミ公式HPはこちら>>

海外の日本人補習校や塾に通う

家族以外の人と日本語を話すことができ、日本語で勉強を教えてもらえるのが日本人補習校や塾のいいところです。

日本人補習校(補習授業校)

日本人補習校では週末などに日本の教科書を使い、日本の学校と同じスピードの授業が受けられます。

友達は日本人またはハーフの子で、先生も日本人です。

1日の授業は国語3コマ算数1コマで、月に4回通って月謝は80ドルです。(子どもが通っているアメリカの補習校の場合)

理科や社会の授業はないというところが多く、あっても社会の授業が1コマ追加される程度です。

現地校での授業は日本の学校とは雰囲気や進め方が異なるので、日本人補習校に通うと「日本の学校っぽい」体験ができます。

【アメリカの日本人補習校】入学に必要書類とは?時間割と年間スケジュール>>

塾に通う

公文式などの塾が近くにあり、国語を教えてくれる先生がいれば日本語を教えてもらえます。

国語を教えられる先生のいない教室だと、英語と算数のみというところもあるので確認してみてください。

アメリカの公文式の場合、入会金は50ドル(6,500円)月謝は1教科120~150ドル(15,600~19,500円)ほどです。

近くに日本語で教えてもらえる塾がない場合、オンラインの家庭教師を利用するという方法もあります。

マンツーマンオンライン家庭教師まなぶてらすは、SkypeやZoomを利用して小学生~高校生が24時間利用できるので海外在住者が利用しやすいと評判です。無料体験もあるので気になる方はぜひ。

海外でも日本語でそろばんが習えるオンラインそろばん教室はこちらの記事で紹介しています。

海外でも日本の動画を見る

  • NHK for School
  • UBOX

NHK for School(無料)

NHK for Schoolは、国・数・英・理・社・道徳・家庭科など日本の学校の授業でならう内容の動画が無料で見られます。

間違いやすい日本語の使い方や算数問題を面白く教えてくれるので、勉強っぽくないのにしっかり学べてオススメです。

中高校生向けの動画もあるのでチェックしてみてください。

UBOX(日本の放送が見られる)

UBOXは、月額無料で日本の映画やドラマ、ニュースがテレビで見られるようにする機械です。(米国、欧州、豪州)

↑アメリカのAmazonリンクに飛びます。

UBOXは、日本の民間の地上波、地方局、BS、CSなども視聴でき、番組数はかなり多いです。

設定は本体を家のテレビとWi-Fiにつなぐだけで超かんたんなので、わたしの周りの日本人で使っている人は多いです。

日本語の問題を解く&文章を書く

海外生活では、家庭で漢字や文章を書く練習をしなければ日本語を書く機会は本当に少ないです。

海外で算数が得意だとしても、日本語で同じ問題を出されると解けないという子もいます。

日本で多めにドリルを買ってきたり、ちびむすなどの無料ドリルを利用しながら日本語の問題を解いてみましょう。

毎日日記をつけるのもいいですよ。

日記は、5W1H「いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように」を意識して書くように教えてあげると国語の読解力もついてきます。

なるべく習った漢字は使うようにし、間違いがないかチェックしましょう。

海外生活中に日記をつけていると、帰国したあとに読み返して楽しめそうですよね。

親子で交換日記をしている方もいますよ。

海外で日本の通信教育タブレット学習を利用する

海外子女にとって、日本語で勉強を教えてもらえるのはとても大きなメリットです。

日本の通信教育タブレット学習は、海外で使うとお値段以上の価値があります。

日本の通信教育タブレット学習のメリット
  • 日本語の授業が受けられる(無料動画)
  • 字がキレイに書けるように指導してくれる
  • 毎月自動で教材が入ってくる
  • 日本のドリルが解ける&〇つけしてくれる
  • 間違えた問題は解きなおしをさせくれる

個人的な意見ですが、月1万円以下で「日本に帰国したあと授業についていけないことで不登校になるリスク」を軽減できるのであれば安い投資だと思います。

今の通信教育はAIなども活用しながら日本で不登校になった子でも授業についていけるように開発されているものばかりなので、海外子女が使わない手はないですよ。

親が子どもに教えるのも限界がありますしね……

海外と日本では算数の進み方に差があり、いずれ日本の学校に通うのであれば国語だけでなく算数も日本のペースで学んでいく必要があります。

アメリカでは小学2年生頃から算数の進みが日本と比べて遅いです。

日本の通信教育の多くは海外で利用すると高くなりますが、なるべく安く利用したいと思っている方は”海外でも日本と同じ料金で使える裏技”をまとめているのでよかったら参考にしてください。

海外でも日本と同じ料金で使えるオススメのタブレット学習4社はこちら>>

まとめ:海外に住んでも効率よく日本語力を上げていこう

海外生活をしていて子どもに日本語を学ばせるには、親のサポートは欠かせません。

海外では日本の勉強は苦手のまま放置していても困りませんが、いずれ帰国したときのことを考えて早め早めに日本語を学べる環境を作ってあげましょう。

現地の生活も楽しみながら日本語の学習も効率よくとり入れていきたいですね。

海外在住でわたしと同じ子育て中のあなたの参考になっていたらうれしいです。

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