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【2025年版】アメリカのサマータイムとは?日本との時差や最新動向も紹介!

アメリカのサマータイムや日本との時差

日本にはない「サマータイム(夏時間)」ですが、アメリカで生活していると年に2回、時計を調整する時期が訪れます。

1年のうち、ある日は23時間、別の日は25時間となるので、初めて経験する方は「体内時計が狂う」という戸惑いがあるかもしれません。

この記事では2025年最新の情報を取り入れ、アメリカのサマータイム制度の基本情報や日本との時差、そして最新の法改正の動きを分かりやすく解説します。

ポジまい

アメリカ駐在4年目、8&10歳の男の子を育てる2児の母(管理栄養士)。
駐在準備のコツや子育て・現地生活に役立つ情報を、リアルな経験をもとに発信しています。

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サマータイム(Daylight Saving Time)とは?基礎知識

サマータイムは、春から秋の間に「日没の時間を遅らせる」ために時計を1時間進める制度です。

アメリカでは、この制度を「Daylight Saving Time(DST)」と呼びます。

明るい時間を有効活用して、以下のような効果が期待されています。

  • 電力使用量の抑制(夕方〜夜間の電気利用時間を短縮)
  • 経済活動の活性化(明るい時間に外出や買い物を促す)
  • 夜間の生活の充実(余暇時間の確保)

世界45ヵ国でもサマータイム制度を利用していますが、近年は廃止の動きも多く見られます。

【2025年最新】アメリカのサマータイム期間と正確な時刻

アメリカのサマータイムは、毎年3月第2日曜日の午前2時から11月第1日曜日の午前2時までと定められています。

2025年のサマータイムは、以下の通り実施されます。

  • 開始日:2025年3月9日(日) 午前2時 → 午前3時
  • 終了日:2025年11月2日(日) 午前2時 → 午前1時

3月9日は1日が23時間、11月2日は25時間になります。

終了日の11月2日は、午前1時台が2回繰り返されます。深夜2時になったら時計を午前1時に戻しましょう。

  • サマータイムはじまりの時間変更は「スプリングフォアワード(Spring forward)」
  • サマータイム終わりの時間変更は「フォールバック(Fall back)」と言われています。

アメリカでサマータイムを導入していない地域

アメリカでは多くの州でサマータイムが実施されていますが、以下の地域では年間を通して標準時(冬時間)が適用されています。

  • ハワイ州
  • アリゾナ州(※ナバホ族居留地を除く)
  • アメリカ領土(グアム、プエルトリコ、アメリカ領サモア、北マリアナ諸島、米領バージン諸島など)

旅行やビジネスでこれらの地域と連絡を取る際は、時差が変動しない点に注意が必要です。

アメリカのサマータイムは廃止・固定される?【2025年10月時点】

「サマータイム廃止論」は、特にアメリカ国民の約60%以上が「年に2回の時計調整は面倒」と感じていることから、大きな政治的テーマとなっています。

現状、どの州も連邦法に縛られるため、独自にサマータイムを廃止・固定することはできません。

しかし、国民の健康や安全への影響が議論の中心となっており、将来的に制度が変わる可能性は非常に高いです。

サマータイム廃止については、州によってタイミングが異なりそうです。

多くの金融市場(株式・FXなど)はサマータイムに合わせて取引時間を変更します。特に2025年11月2日(日)の終了後は日本との時差が1時間拡大し、取引開始・終了時間が1時間繰り下がります。投資をしている方は証券会社の情報を確認しましょう。

アメリカと日本の時差:標準時とサマータイムの比較

アメリカは広大なため、地域(タイムゾーン)と時期(サマータイムの有無)によって日本との時差が変わります。

サマータイム中の日本との時差(13~16時間)

アメリカのサマータイム時期(2025年の場合は3月9日〜11月2日)は、日本とアメリカの時差は13~16時間です。

都市名日本との時差
ニューヨーク-13時間
シカゴ-14時間
デンバー-15時間
ロサンゼルス-16時間

アメリカ内でも場所によって常に時差があるので、旅行の際は注意しましょう。

たとえば大谷翔平選手が活躍するロサンゼルス(PST)で午後7時に試合が始まった場合、ニューヨーク(EST)では午後10時、日本時間では翌日の朝11時となります。

国内旅行や野球観戦の予定を組む際は、この時差を考慮することが必須です。

アメリカ在住者が大谷翔平の試合をリアルタイムで見る方法はこちら>>

アメリカの標準時期間の日本との時差(14~17時間)

アメリカの標準時(2025年11月3日〜2026年3月8日)の場合、日本との時差は14~17時間です。

標準時はサマータイム期間に比べ時差が1時間拡大します

都市名日本との時差
ニューヨーク-14時間
シカゴ-15時間
デンバー-16時間
ロサンゼルス-17時間

日本から連絡する場合も、相手の地域と時期を確認しておくことが大切です。

サマータイムのメリットとデメリットと体調不良を防ぐコツ

サマータイムのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

サマータイムの最大のメリットは、夕方〜夜間の「明るい時間」が長くなることです。

サマータイム期間中は、午後8時〜9時頃まで明るい日も多く、バーベキューやスポーツ観戦などの屋外アクティビティを長時間楽しめます。

全米小売業協会(National Retail Federation)の調査では、外出機会が増え、外食や買い物が活発になり、経済にプラスの影響を与えることが報告されています。

また、電力の使用量が年間で数百万ドルの節約に繋がるとの報告もあります。(詳細はU.S. Energy Information Administration

電気をつける時間が短くなるため、節電効果が期待できます。

サマータイムのメリットまとめ
  • 夜間の光を有効活用できる
  • 経済活動が活発化
  • 電力の使用量を抑えられる
  • 外出する機会が増える

デメリット

10月(サマータイムの時期)朝7時

サマータイムのデメリットは、「体内時計のズレによる睡眠不足や集中力の低下」と「暗くなる時間の変化」です。

サマータイムの体調不良を防ぐための対策には以下のようなものがあります。

  • サマータイム開始日の1週間ほど前から毎日10~15分ずつ就寝時間と起床時間を早める
  • サマータイム開始日の前日(3月8日土曜日の夜)は意識して早めに就寝する
  • 朝日を浴びて体内リズムをリセットする

逆に終了日(11月2日)は1時間多く眠れるので、事前に少しずつ体を慣らさなくても体内時計を合わせやすいかもしれません。

また、朝5時だった時間が朝6時になるので、早い通勤時間や子どもの通学時間が暗くなってしまう時期があるのもデメリットだと感じます。(5~8月は早朝でも明るいですよ)

地域によるとは思いますが、4月と9・10月の早朝は真っ暗です。

21時頃まで明るい夏の時期は、子どもが早く寝る気持ちになってくれないというのも親としては困ることの一つですね。

スポーツ系の習い事で疲れさせる対策も必要かもしれません(笑)

サマータイムのデメリットまとめ
  • 時間変更による体内リズムの乱れ
  • 交通事故や心臓発作の増加の可能性
  • 通学や通勤時の明るさ不足
  • 子どもが寝る時間になっても夜が明るい

まとめ:サマータイムを快適に乗り切るために

アメリカのサマータイムは、都市や時期によって時差が大きく異なり、日本とのやりとりや旅行計画にも影響します。

アメリカに滞在中の方、これから渡航を予定している方は、サマータイムの基礎知識を押さえて、快適な時間管理に役立ててください。

このサイトでは、アメリカ駐在に役立つ情報を多数発信しているので、他の記事もチェックしてもらえるとうれしいです。

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