- アメリカの小学校でバレンタインにどんなことをするのか知りたい
- どんなものを準備したらいいか分からない
日本では、女の子が好きな男の子にチョコをあげるというイメージのあるバレンタインデー。
「今年は誰にチョコをあげようかな」とか「今年はチョコもらえるかな」と考えてワクワクしますよね。
じつは、アメリカの小学生にとってのバレンタインは日本とはかなり異なります。
アメリカの小学校におけるバレンタインは、クラス全員が同じプレゼントをもらえておいしいものが食べられるハッピーな日なんです。
そして、ホワイトデーはありません。
この記事では、アメリカの小学校に通っている子どもを持つわたしが、アメリカの小学校でのバレンタインイベントはどんなものなのか、そしてどんなプレゼントを準備したらいいのかを写真つきで超詳しく紹介します。
おすすめのお菓子も紹介します☆
アメリカの小学校のバレンタインについて詳しく知りたいと思っているならぜひこの記事をチェックしてください。
アメリカの小学校でのバレンタインデー
アメリカでもバレンタインデーは2月14日ですが、小学校でのバレンタインイベントは当日ではなく、その週の金曜日に行うこともあります。
先生から「バレンタインパーティー」の案内が来るので、日付を確認しましょう。
バレンタインパーティーの当日にはクラスメイトや先生とプレゼントを交換したりお菓子を食べたりします。
バレンタイン前~バレンタイン当日の様子を詳しく紹介します。
アメリカの小学校のバレンタイン前にやること
先生からの案内を確認する
1月下旬~2月上旬に担任の先生から届くバレンタインパーティーの案内を確認しましょう。
案内が来たら以下のことをチェックします。
- 日付
- クラスメイトの人数
- パーティーに必要な寄付の内容
「クラスにこんなアレルギーの子がいるからお菓子を選ぶときは避けてね」ということも書いてあるかもしれません。
2024年1月28日に、2nd gradeに通っている次男の先生から実際送られてきた案内はこちら↓
この先生は「Blooms」というアプリで学校の様子や連絡事項を送ってくれますが、先生からの連絡方法は同じ学校でも先生によってさまざま。
ふだん先生から連絡がくるアプリ、または紙で案内をしてくる先生がいると思うので、この時期になったら連絡がきていないか気にしているといいですよ。
メールやSMS(ショートメッセージ:電話番号あてのメール)で連絡してくる先生もいます。
パーティーの寄付に参加する
アメリカの小学校では季節ごとに定期的にパーティーがあり、カップケーキやお菓子を食べたりジュースを飲んだりするのですが、そのほとんどはクラスの親が寄付したもの。
先生から「今回のパーティーではこれが必要だから寄付をお願いします」という連絡とともにURLが送られてくるので名前を入力して寄付の登録をします。
渡米してすぐは「これなに?」という商品ばかりなので、マシュマロやM&Mなど「これなら分かる」というものがあれば早めに登録することをおすすめします。
最後らへんになると本当によく分からない名前のものばかり残っていて、寄付したいのにできない……ということになりかねません。
日本は寄付をあまりしない文化ですが、「わたしが準備したものでみんなが喜んでくれている」という経験は子どもにとってすばらしいものだと思います。
一つあたり3~10ドルほどのものばかりなので、アメリカ生活に慣れてきたらぜひ寄付に参加してみてください。
プレゼントの準備をする
先生から届くバレンタインパーティーの案内にある「クラスメイトは25人です」=「25人分のプレゼントを準備してね」ということです。
プレゼントはクラスメイト全員分を準備します。
パーティー前日までに準備しておきましょう。
プレゼントはお菓子やおもちゃなどさまざまで、1種類の子もいれば詰め合わせを準備してくる子もいるのでなにが正解ということはありません。
好きなものをプレゼントしたらOK。
ただ、それだとどんなものを準備したらいいか分からないと思うので、個人的なおすすめを言うと「袋に3種類くらいのものを入れた詰め合わせ」がいいかなーと(^^
中身はおもちゃでもOKですよ。
ただ日本のバレンタインとは違うな~と思うのは「ザ・チョコをくれる子はほとんどいない」ということ。
キットカットや一口チョコをくれる子もいますし、スーパーのバレンタインコーナーにはチョコも売っているんですけど、なぜか小学校でのプレゼントに多いのは圧倒的にグミやキャンディーやラムネです。
たぶん、いや絶対、チョコでもいいんですよ。ただチョコをくれる子は少ないというリアルな情報を伝えます。笑
プレゼントの袋には「自分の名前」だけを書いておきましょう。
クラスみんなに同じものを配るので「誰に」という情報を書くと先生が配りにくくなってしまいます。
キンダー・1st gradeのプレゼント
息子たちがこれまでもらってきたものを紹介します。
- キャンディーやグミ、ラムネ
- かわいいストロー
- ポップイットなどのおもちゃ
- 鉛筆やクレヨン
キンダーや1st gradeはお菓子だけでなくおもちゃやえんぴつなどのプレゼントも多いです。
形の変わったかわいいストローや、ポップイットというプチプチ押して遊ぶおもちゃのプレゼントが人気のようです。
もちろんキャンデーやグミも多いですよ。
2nd~3rd grade
- キャンディーやグミ、ラムネ
- おもちゃ
- えんぴつやペン
2nd~3rd gradeでは、お菓子の他にちょっと頭を使って遊ぶようなおもちゃや、ゴムでできたえんぴつ、ペンなどをもらいました。
リップクリームをくれる少し大人っぽい女子もいましたね(^^
おすすめのお菓子
どのお菓子を買ったらいいか全くわからないという方へ、これを買っておけば間違いないという商品を紹介します。
アメリカならどこにでもあるWalmart(ウォルマート)というスーパーは品ぞろえが豊富でおすすめです。
・スキットルズ
見た目はマーブルチョコですがチューイングキャンディーです。
これはもう絶対くれる子がいますね。
・グミバンド
手首につけておいて、おなかがすいたら食べるんだろう衝撃のお菓子(笑)
味は分からないけどよくもらいます。
・サワーパッチキッズ
これは日本にも売っているし日本人の子どもも好きな子が多いグミですね。
最初酸っぱくてあとから甘いグミです。
・ハリボー
ハリボーも日本でもよく見かけるクマの形のグミ。ノーマルなグミって感じです。
これらを3種類ほど買って詰め合わせれば文句なしのプレゼントになるはずです(^^
この他にもスーパーにはたくさんのお菓子が売っているのでいろいろチャレンジしてみても◎
アメリカの小学校でのバレンタイン当日の様子
先生によって内容は異なりますが、多くの先生は親の寄付で集まったものでパーティーを開き、みんなが持って来たプレゼントを配ります。
パーティーをする
当日は子ども達がカップケーキにカラフルスプレー(パラパラのトッピング)やお菓子を飾ったり、アイスクリームやポップコーンやカップケーキを食べたりして楽しみます。
お菓子で遊ぶのもアメリカの小学校ではおなじみの楽しみ方の一つ↓
みんなで映画を見たり、日本の小学校では絶対しないよねってこともいろいろやりますよ。
先生が考えてくれたアクティビティーをみんなで楽しめば、きっといい一日になります。
プレゼントを配る
みんなが持ってきたプレゼントを1つずつもらいます。
25人のクラスなら25セットもらうのでけっこう豪華です。
プレゼントを入れるための容器は先生が紙袋を用意してくれることもあるし、「すてきな箱を作って持って来て」と言われることもあります。
「他の子よりもらえないかもしれない」という不安がなく、みんな同じようにもらえるのは安心です。
アメリカの小学校のバレンタインパーティーに着ていく服装
女の子は赤やピンク、ハートのついた服、男子は赤文字の入った服や赤いTシャツ持っているなら着ていくと楽しいかもしれません。
それっぽい服を持っていないなら普段通りの服装でも全く問題ありませんよ。
アメリカでは季節ごとにド派手な服が売っていて、バレンタイン前にはスーパーや服屋さんに赤やハートの服が並んでいるので、それを買ってみるのもありです。
日本だったら着ないようなド派手な服も、アメリカだったらチャレンジしやすいですよ。笑
先生へのバレンタインプレゼントはどうする?
先生へのバレンタインプレゼントはどうするか迷いますよね。
個人的には、子どもがどうしたいかによって決めたらいいと思います。
子どもが先生にプレゼントをあげたいならあげたらいいし、先生にあげたいと思わないならあげなくていいです。
プレゼントをあげる場合は以下の選択肢があります。
- クラスメイトにあげるプレゼントを一つ多く作って先生に渡す
- 先生用に大人なプレゼントを用意する
生徒に好かれている先生はプレゼントをたくさんもらっています。
例えばこんなプレゼント↓(10ドル~100ドルくらい)
- リンドールなど高級チョコの詰め合わせ
- ハンドソープ
- スターバックスやAmazonのギフトカード
- スターバックスのタンブラー
- レストランの食事券
- クッション
新学年にもらう「先生の自己紹介が書いてあるプリント」には、先生の好きなものや欲しいものが書いてあることも多いので、それを見て決めるのもいいですよ。
日本では考えられませんが、アメリカの先生は「これが欲しい」「これは欲しくない」ってはっきり書いた自己紹介文がふつうです。おもしろーい!
もし先生にプレゼントを渡すか迷っているならあげたらいいと思います。
先生も人間なのでプレゼントをくれた子に嫌なことをしようとは思わないし、むしろなにかあったら助けようとしてくれる可能性が高くなります。(実際にうちの子ども達は先生に本当に助けられています)
誰もが楽しく過ごせるのがアメリカの小学校でのバレンタインデー
アメリカの小学校では、バレンタインデーは男女問わず楽しめるイベントです。
「女の子から何個チョコをもらえるか」というドキドキはありませんが、「もらえなかったらどうしよう」という不安を感じることもありません。笑
お子さんと一緒にお菓子やおもちゃを用意して、楽しいバレンタインデーを迎えてください。