- アメリカの小学校で着てはいけない服は?
- 日本の小学生の服装と違うところは?
- 入学式や卒業式の親の服装を知りたい
これから子どもがアメリカの小学校に通うというとき、どんな服を着せたらいいのか気になりますよね。
わたしも渡米前にネットで調べたんですが、結局よくわからず、アメリカの小学校初日に先生に注意されてしまったという苦い思い出があります。
基本的には日本の小学校で着ている服であれば問題なく着れます。
しかし、ちょこちょこ日本とは雰囲気が違うんですよね。
とくに子どもの卒業式のときは親子でどんな服を着て行けばいいのか分からず、本当に困りました。
そこで今回は、アメリカの小学生のふだんの服装やイベントの服装、日本と違うこと、そして卒業式の親子の服装を写真つきで詳しく紹介します。
アメリカの小学生の服装で気をつけること
アメリカの小学校では基本的には何を着てもいいんですが、いくつか気をつけることがあります。
- 人種差別や攻撃的な言葉・絵が書いてある
- 下着が見えそうな服(ミニスカートは下にレギンスをはけばOK)
日本で買った服にはナゾの英語が書かれていることもあるので、 “攻撃的な言葉” がないか確認してみてください。
アメリカの小学校では床に座って授業を受けることも多く、スカートをはいている子は日本に比べてかなり少ないです。授業風景↓
アメリカの小学校では1日中靴のまま過ごすので、基本的に動きやすい運動靴を履いていきます。
息子たちの小学校ではスリッパやクロックスで登校している子もいますが(ごく少数)、学校によっては禁止となっています。
アメリカの小学生の服装で日本と違う3つのこと
- つば付きの帽子をかぶって登校しない
- フードつきの服が多い
- 体操服はない
・つば付きの帽子をかぶって登校しない
わたしが日本の小学生との1番大きな違いだと思っているところは「アメリカの小学生はつば付きの帽子をかぶって登校しない」ということです。
息子たちはアメリカの小学校初日に帽子をかぶって登校したら先生に注意されました……
ただし冬の登下校時にフードをかぶっている子はよく見かけます。(学校の校舎内ではダメですよ)
・フードつきの服が多い
アメリカでは、子どもの冬服はフードつきのものがめちゃくちゃ多いです。
クラスの半分はパーカーじゃないかという日もあるほどです。
・体操服はない
アメリカの小学校に体操服はありません。
体育のときは着ている服のまま運動します。
アメリカの小学生の服装
女の子の服装
春・夏
女の子の春・夏の服装は「Tシャツやロンティー」+「ショートパンツ」の子が多いです。
あぐらをかきやすい服装がいいんでしょうね(^^
アメリカの学校は冷房が効きすぎていることもあるので、何かサッと羽織れるものを持って行くといいですよ。
秋・冬
女の子の秋・冬の服装は「パーカーやセーター」に「長ズボンやレギンス」の子が圧倒的に多いです。
ワンピースの下にレギンス+もこもこブーツというかわいめの服装の子もいます。
昼休みなど外で遊ぶときは、上着を着てこんな服装です。
冬の服装は日本とそんなに変わらない感じですね(^^♪
男の子の服装
男の子の服装は日本と同じと思っていたらOKです(笑)
上はTシャツ・シャツ・ロンティー・パーカー、下は短パンか長ズボンです。
息子たちは日本で着ていた服はすべてそのままアメリカでも着れました。
アメリカの小学生のイベント時の服装
コスチュームイベントの服装
日本では考えられないんですが、アメリカの小学校ではたびたび ”特別なコスチューム” で登校する日があります。
キンダーや1st grade(ファーストグレード)ほど回数が多く年に2~4回ずつ、2nd grade(セカンドグレード)以上になるとそれぞれ年1回ほどになります。
- クレイジーソックスデー(年1~4回ほど)
- スーパーヒーローデー
- パジャマデー(年4回ほど)
- ベテランズデー(11月11日)
「クレイジーソックスデー」は、おもしろい靴下・派手な靴下をはいて学校へ行く日です。左右違いの靴下をはくのもありです。
「スーパーヒーローデー」はスパイダーマンやスーパーマンなどヒーローを意識したコスチュームを着て学校へ行きます。キャラクターが載っているTシャツなんかでもOKです。
見た目が怖いもの(おもちゃの銃や攻撃的な小物)や顔を覆うものは禁止と言う先生もいます。
スーパーマリオや忍者、ハリーポッターになっている子もいますよ。
「パジャマデー」は本当にパジャマ姿で登校し、1日授業を受けます。
パジャマデーには、本人が望むなら好きなぬいぐるみを持って行っても大丈夫です。キンダーや1st gradeはぬいぐるみを持って行く子も多いですが、2nd grade以上になるとあまり持って行く子はいません。
写真を撮ることもあるので、かわいいパジャマを準備しておくのがおすすめです。
ベテランズデー(Veterans Day:11月11日)は、復員軍人(ふくいんぐんじん)を称えるアメリカの祝日です。
アメリカの小学校ではベテランズデーの少し前に学校でイベントを開催することがあります。
アメリカの国旗をイメージした「赤・青・白」や「アメリカの国旗」が載っている服を着て登校します。
写真撮影の服装
アメリカでは、男性がキメるときは「エリつきの服」を着ます。
学校のアルバム用写真撮影のときなどは、男の子は「ポロシャツやシャツ」を着て行きましょう。
女の子はミニーちゃんのようなリボンを頭につけていたりドレスアップしている子もいるので「好きなおしゃれ」をして行って浮くことはありません。
毎年、全学年の写真がのったアルバムを購入できます。
入学式の服装
じつは、アメリカの小学校には入学式はありません。
そのかわり、新学期の数日前に学用品(サプライリスト)を持って親子で学校へ行き、先生と顔を合わせる日があります。
その日の服装は普段着でOKです。
Tシャツにデニムの人もいれば、ちょっとオシャレしてワンピースやスーツを着ている人もいましたが、何を着て行っても目立ちはしないという印象です。
アメリカの卒業式の服装(キンダー)
卒業式の子どもの服装
アメリカの学校の卒業式は「キンダー(年長さん)」と「12th grade(高校最後の学年)」に盛大に行われます。
小学校と中学校の最後の学年では、学校によって修了式または卒業式があります。
わたしはキンダーの卒業式しか参加したことがないので、その時のことを紹介します。
キンダーの卒業式に学校から服装の指定はありませんが、男の子ならエリつきのシャツやポロシャツを着せていると間違いないです。
下はデニムや短パンで、靴は何色の運動靴でもOKです。
着ている服の上からハリーポッターのような服と帽子をかぶります。
女の子はエリつきの服のほか、ワンピースや花柄の服などいつもよりドレスアップしている子がいました。
そして、女の子はかわいい靴やパンプスを履いている子が多いです。
カツカツ音のするヒールを履いている子は音がしないように歩くのに必死、という子がいたので気をつけてあげた方がいいですね。
ただのTシャツっぽい子も3割ほどいたので、そこまでこだわらなくても良さそうです。
卒業式の親の服装(男性)
卒業式の男性の服装は、エリつきのシャツやポロシャツを着ている人が半数以上でした。
色は白や黒、青、オレンジなど何でもいいです。
下はチノパンやデニムで、短パンの人もたくさんいました。
Tシャツにパンツスタイルの親もわりといましたが、日本のサラリーマンのようなスーツの人は誰もいません。
卒業式の親の服装(女性)
卒業式の女性の服装も、日本の卒業式の服装とは全然雰囲気が違いました。
涼しげな素材のワンピースやブラウス、スカートです。
ブラウスにパンツスタイルの人もいました。
「涼しげな素材」というのを意識するとよさそうです。
靴はサンダルやパンプスなど何でもよさそうです。
日本の卒業式に着る紺のスーツのような重ための服装の人は誰もいません。
アメリカの小学校の服装のまとめ
アメリカの小学校では、犯罪や暴力的な言葉や絵がついていなければどんな服装をしても基本OKです。
日本の小学校に着ていっている服は、アメリカでもサイズアウトするまで着れると思っていたらいいと思います。
わが家はアメリカに来て全く帽子をかぶらなくなりました。
アメリカの小学校に通う予定の方の参考になっていたらうれしいです。
【アメリカ在住小学生の日本語学習】