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何歳から?アメリカで人気の習い事ランキング│日本との違いも解説!

アメリカの習い事ランキング(男女別)を紹介。スポーツやSTEM教育などが子供たちに人気がある

アメリカで小学生や小さなお子さんに習い事をさせたいと思ったとき、どんな習い事が人気なのか、何歳から始めたらいいのかなど、さまざまな疑問がわいてくるのではないでしょうか。

この記事では、日本とアメリカの教育違いから習い事の位置づけを解説し、アメリカの子ども達に人気の習い事を最新ランキング形式(男女別)で詳しくご紹介します。

さらに現地の保護者が「子どもに習わせてよかったと思っているもの」も紹介するので、これから習い事をさせたい親御さんはぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること
  • 日本とアメリカの習い事に対する考え方の違い
  • アメリカで最も人気がある習い事ランキング(男女別)
  • アメリカの習い事のシーズン制と具体的な費用体系
  • 2大人気分野であるスポーツとSTEM教育の最新トレンド

日本とはここが違う!アメリカの習い事の基礎知識

日本とはここが違う!アメリカの習い事の基礎知識(アメリカ駐在員向け)
  • 日本とアメリカの教育や習い事の文化の違い
  • アメリカの習い事は何歳から始めるべきか
  • 子どもの興味と可能性を広げる習い事の特徴
  • シーズン制が主流のアメリカ習い事の費用

日本とアメリカの教育や習い事の文化の違い

日本の習い事は、親御さんがお子さんの将来を見据えて「長く続けること」や「身につくこと」を重視し、月謝や入会金といった継続的な投資を前提とすることが多い傾向にあります。

一方で、アメリカの習い事に対する考え方は「子どもの可能性を伸ばすこと」に焦点を当てています。

一番の違いは、親の希望よりも子ども自身の「やりたい!」という気持ちを大切にし心から楽しめることを探す点です。

また大学に進学する際、学校外での活動(課外活動)の功績が評価されるため、習い事も重要な要素として考えられています。

習い事に対する考え方の違い
  • 日本: 継続、将来への役立ち、親が決定、学習の補完・専門化
  • アメリカ: 子どもの興味・楽しさ優先、短期間での体験、多様な経験、大学進学時の評価

アメリカの習い事は何歳から始めるべき?

アメリカの習い事は何歳から始めるべき?(アメリカ駐在者向け)

アメリカでは「何歳から」習い事を始めなければいけないという決まりは特にありません。

早い家庭では、2〜3歳の幼児期から親子で一緒に参加するクラスに通い始めるケースが多く見られます。

特に水泳や体操のように身体を動かす習い事は、遊びの延長で始められるのが魅力です。

低年齢のうちは、リトミックで音楽に触れたり体操で体を動かす楽しさを感じたりと、とにかく「いろんな経験をさせてあげること」を重視するのが一般的です。

小学校の高学年くらいになると、それまでの経験を通じて子ども自身が本当に夢中になれることを見つけて、専門的なレッスンやクラブチームへとステップアップしていくパターンが多いです。

この頃になると、将来の大学進学を見据えて高いレベルを目指し始めるお子さんも出てきます。

子どもの興味と可能性を広げる習い事の特徴

子どもの興味と可能性を広げるアメリカの習い事の特徴

アメリカの習い事の大きな特徴は、子どもが持つ能力や才能を最大限に引き出すことにあります。

そのため、習い事を選ぶ際は次の3つの点が特に大切にされます。

1. 「楽しむこと」が一番の原動力になる理由

親が子どもに興味のないことを押し付けるのではなく、子どもが心から楽しめること、夢中になれることを見つけることを重要視します。

楽しさが原動力となり、難しいことにも果敢に取り組む姿勢を育みます。

2. 短い期間でも気軽に挑戦できる柔軟性

合わないと感じたらすぐに別の習い事へ移っても大丈夫、という考え方が根付いています。

とにかく多くの分野に触れる機会を与え、短期間であっても挑戦し、達成感を味わう経験を積み重ねることを大切にしています。

3.  幅広い分野の経験が才能を見つけるカギ

スポーツだけでなく、アート、音楽、学習など、幅広いジャンルを経験させることがとても大切だと考えられています。

さまざまな体験を通じて、親も気づかなかった子どもの真の興味や才能が見つかるきっかけを作ります。

【豆知識】ユニークな課外活動

習い事以外にも、スカウト活動(Boy Scouts / Girl Scouts)で地域社会への貢献やリーダーシップを学んだり、演劇(Drama)を通じて人前で表現する力を育んだりする活動も、課外活動として人気が高いです。

シーズン制が主流のアメリカの習い事の費用

日本の習い事が毎月決まった額を払う月謝制であるのに対し、アメリカの習い事はシーズン制で費用が設定されていることが大きな特徴です。

項目日本の習い事アメリカの習い事
料金形態月謝制(毎月支払い)シーズン制(例: 3ヶ月間のコースで一括払い)
入会金・教材費必要となる場合が多いほとんど必要ない
継続性長く続けることを重視シーズン終了ごとに継続・変更が可能

具体的な料金の相場は以下のようになっています。

項目日本の習い事(月謝の相場)アメリカの習い事(月あたり換算の相場)
学習塾・個別指導15,000〜25,000円150〜400ドル(約23,000〜60,000円)
スポーツ(レクリエーション)6,000〜10,000円75〜150ドル(約11,000〜23,000円)
音楽(個人レッスン)8,000〜15,000円100〜250ドル(約15,000〜38,000円)
アート・プログラミング7,000〜12,000円80〜200ドル(約12,000〜30,000円)

※1ドル=150円で換算。アメリカの料金はシーズン制(3〜4ヶ月分一括払い)の総額を月あたりに換算した目安です。競争の激しいチームや個人指導はこれより高くなります。

アメリカのシーズン制のシステムは、もし子どもが「もう飽きたな」「合わないな」と感じたときに、費用の面で損することなく気軽に辞めて、次の習い事へ挑戦しやすいという大きなメリットがあります。

夏は野球、冬はアイスホッケーといったように季節(シーズン)ごとにスポーツを変えて挑戦できるのは良いですよね。

ただし、人気のクラブやチームはシーズン開始時期にすぐに募集が終了してしまうこともあるため、早めの情報収集と申し込みが重要になります。

支払い方法は、クレジットカードまたはデビットカードによるオンライン決済が主流で、一部のスクールでは銀行口座からの自動引き落としも利用されています。

【男女別】アメリカで人気の習い事ランキング

【男女別】アメリカで人気の習い事ランキング/ダンス/チア/スイミング/小学生

アメリカの子どもたちに特に人気が高い習い事を、最新情報を交えてランキング形式でご紹介します。

男女ともに身体を動かすスポーツ系が上位を占める傾向にあります。

順位ジャンル男の子に特に人気の種目女の子に特に人気の種目
1位スポーツサッカー、野球、バスケットボールスイミング、体操(Gymnastics)
2位スイミングスイミング、空手・テコンドーバレエ、チアリーディング、ダンス
3位学習・STEMプログラミング、ロボティクスピアノ、外国語(スペイン語など)
4位芸術・音楽ギター、ドラムアート(絵画・造形)、バイオリン
5位武道・その他アメリカンフットボール、アイスホッケーフィギュアスケート、ボランティア活動

人気が高いスポーツほど、競争が激しくなる傾向があります。

ハイレベルなチームに入るためには、トライアウト(入団テスト)に合格する必要があるため、早い時期から基礎を固めることが大切です。

【目的別】アメリカの習い事と選び方

【目的別】アメリカの習い事と選び方を解説
  • 大学進学も視野に入れるアメリカのスポーツ事情
  • 小学生に人気のSTEM教育と学習関連
  • 独創的な感性を磨く音楽・アートの習い事
  • 保護者からの評判が高い3タイプの習い事
  • 短期集中型のサマーキャンプも人気

大学進学も視野に入れるアメリカのスポーツ事情

スポーツ系の習い事は、アメリカで特に人気が高い分野です。

身体を健康に保つだけでなく、チームワークや目標に向かって努力する姿勢を学ぶ大切な場として考えられています。

特に優秀な成績を収めると、大学進学の際にアスレチック奨学金(スポーツ特待生)の獲得につながる可能性もあるため、将来的な投資として熱心に取り組む家庭も少なくありません。

アメリカの子どもたちに人気があるのは、プロリーグが盛んな種目と地域のリトルリーグが充実している種目です。

水泳(Swimming)学校の授業ではほとんど水泳がないため、命を守るためのスキルとして男女ともに非常に重要視されている
バスケットボール、野球・ソフトボール伝統的な人気があり地域の「リトルリーグ」などで多くの小学生が汗を流している
サッカー(Soccer)プロリーグや女子代表チームの活躍もあり参加者は年々増加

スポーツチームに入る場合は、多くの場合トライアウト(入団テスト)を受けて合格する必要があります。

また、親御さんが練習の送迎や試合会場でのボランティアに積極的に関わる文化があることも特徴です。

小学生に人気のSTEM教育と学習関連

近年、アメリカで最も注目されているのが、小学生から始まるSTEM教育です。

STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、論理的に考える力や問題解決能力、そして創造性を育むことを目的としています。

特に人気なのは、LEGOを使ったロボットを組み立てたり、プログラミング言語を使ってゲームを作ったりするロボティクスやプログラミングのクラス。

週末や放課後に開かれている専門スクールはいつも賑わっていますよ。

これらのプログラムは単に技術を教えるだけでなく、チームで協力したり自分のアイデアを発表したりする機会も多く、コミュニケーション能力やリーダーシップも養えると評価されています。

学習関連では、日本の公文式学習法である「KUMON」が、基礎学力を補う選択肢として人気です。

「毎日少しずつ取り組むことで、計算力や読解力が確実に身につく」という方針が支持されています。

アメリカでは日本のような「受験対策のための学習塾」の文化はほとんどないため、KUMONは基礎固めとして選ばれています。

独創的な感性を磨く音楽・アートの習い事

芸術分野の習い事は、子どもの独創的な感性や自己表現の力を育むと同時に、練習を通じて集中力や忍耐力を養う場として、昔から根強い人気があります。

音楽系(ピアノ、バイオリン、ギターなど)

ピアノやバイオリンは、幼い頃から始める家庭が多く、毎日の練習を通じて良い習慣や規律が身につくことが重視されています。

音楽での活動経験は、大学出願の際にもアピールポイントになることが多いんです。

最近では、クラシックだけでなく、子どもの興味に合わせてギターやドラムといった幅広いジャンルも選べるようになっています。

アート系(絵画、デジタルアートなど)

アート教室では、絵画、粘土、工作、さらにはデジタルアートなど、さまざまなプログラムが用意されています。

子どもたちは自由に発想し、それを形にする機会を得られます。

成績や競争がなく、自分のペースで取り組めるため、学校生活でストレスを感じがちな子どもにとって、自分を表現するための大切な時間になると評価されています。

保護者からの評判が高い3タイプの習い事

「子どもにやらせてよかった習い事」として保護者からの評価が高いのは、単に技術を習得するだけでなく、学力では測れない力が育まれる習い事が多いようです。

1. 武道系(空手、テコンドー、柔術)

礼儀作法や集中力が身につくことから、とても人気があります。

大会での経験を通じて、Grit(グリット:やり抜く力)や、自分をコントロールする力が養われることが高く評価されています。

護身術として役立つという点も、保護者にとっては大きな安心材料ですね。

2. 演劇やミュージカル(Theater / Drama)

人前で役を演じる経験は、自己表現力やスピーチ力を大きく伸ばします。

仲間と協力して一つの舞台を作り上げる成功体験は、子どもの自信や自己肯定感を高めると言われています。

3. ボランティア活動(Community service)

習い事とは少し違いますが、課外活動の中でも特に重要視されています。

地域の清掃活動や老人ホームでのボランティアなどを通して、リーダーシップや他者への共感力が育まれ、高校や大学進学の際にも高く評価されるため、熱心に取り組む家庭が多いですよ。

短期集中型のサマーキャンプも人気

短期集中型の習い事としてサマーキャンプも人気!アメリカ

アメリカの夏休みはとても長く(一般的に6~8月)、この期間を充実させるために習い事の要素を取り入れたサマーキャンプが非常に人気です。

宿泊を伴うものでなく、朝に預けて夕方に迎えに行くデイキャンプ形式が主流なので、日本人の子ども達も利用しやすいですよ。

サマーキャンプの魅力は、短期間で一つの分野に深く集中できることです。

内容はプロのスポーツ選手が指導するバスケットボールキャンプや、大学の施設で行われるアカデミックなプログラミングキャンプ、アートや演劇に特化したキャンプなど、子どもが興味を持てる選択肢が豊富にあります。

サマーキャンプのメリット
  • 短期間(5日~2週間)なので子どもが合わないと感じても負担が少ない
  • 多様な分野を次々と経験できるため本当に好きなものを見つけやすい
  • 長期休暇を計画的に活用し充実した経験を積める

サマーキャンプの申し込みは、早いところは2月や3月から開始します。

人気のものは2時間ほどで枠が埋まってしまうこともあるので、予約開始日をチェックしておきましょう。

アメリカでの習い事で日本人が直面しがちな壁

アメリカでのお子様の挑戦をサポートすることは素晴らしい経験ですが、現地ならではの文化やシステムが、日本人の親御さんにとって大きな負担となることも少なくありません。

その1. 親のボランティアと手伝いが半ば義務

アメリカのスポーツチームやクラブ活動は、多くの場合、地域のボランティアによって運営されています。

そのため、保護者もチームの活動に積極的に参加することが求められます。

  • 指導者のヘルプや試合運営の手伝い
  • スコア係や審判など、英語での役割分担
  • 資金集めのイベントへの参加(ファンドレイジング)

特に英語に自信がない場合、こうしたボランティアへの参加が大きな精神的負担になることがあります。

2. 試合時の送迎(カープール)の負担

アメリカは広大で、習い事や試合の会場が遠方になることもあります。

練習や試合の送迎は基本的に親が行いますが、地域によってはカープール(乗り合わせ)が一般的なことも。

試合がある週末などは、他の子も乗せて長距離を運転する役割が回ってくることもあり、日本の習い事とは比べ物にならないほどの親の労力と時間的な負担が発生します。

またカープールの際の車内での会話も、もちろん英語になります。

3. 英語でのコミュニケーションとトライアウトの壁

当然ながら、指導者や他の保護者とのコミュニケーションはすべて英語です。

さらに、ハイレベルなチームのトライアウト(入団テスト)では、コーチからの説明や指示が専門用語を交えて行われます。

お子さんは頑張れても、親が英語での説明や規約を正確に理解できないと、手続きや緊急時の対応に困ってしまうことがあります。

渡米したてのご家族であれば、習い事での英会話を集中的に練習することもできる24時間使えるオンライン英会話の活用も検討してみてください。

もし英語を全く話せない駐在妻であれば、必要な場面の会話を効率よく学べたり、日常生活で困った場面の英語を直接聞けたりする「駐在妻専用英会話スクールビギン」もおすすめです。

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  • 「子どもの挑戦を応援したいけれど、現地でのボランティアや送迎、英語でのやり取りに不安がある…」
  • 「子どもに日本語の習い事をさせたい」

そんな親御さんには、時差や言語の壁を気にせず、日本の教育や日本人講師の丁寧な指導を受けられるオンラインの習い事がおすすめです。

チア、英会話、家庭教師、そろばん、ピアノなど、日本で人気の習い事を自宅から受けられます。

【まとめ】柔軟な挑戦が成功の鍵となるアメリカ習い事

アメリカでの習い事は、子ども自身が主役となり多様な経験を通じて可能性を広げていくための大切な機会です。

最後に、アメリカでの習い事の重要なポイントを7つにまとめてお伝えします。

  • 習い事の選択は子どもの興味と楽しさが最優先され、可能性を広げる手段と位置づけられる
  • 開始時期に明確な基準はなく幼児期から体験可能で年齢よりも挑戦が重視される
  • 費用はシーズン制が主流で入会金不要の場合が多く柔軟に辞められるシステムである
  • アメリカではスポーツは人気で大学進学や奨学金を視野に入れ熱心に取り組む家庭が多い
  • 小学生を中心にSTEM教育が急速に普及し基礎学習の補完として公文も人気がある
  • 独創的な感性を養う音楽やアートは根強い人気があり忍耐力や表現力が育まれる
  • チアや演劇のサマーキャンプなど短期集中で多様な経験が提供される

現地での習い事のメリットとデメリットを理解し、お子さんとご家庭の状況に合わせて、ぜひ無理のない挑戦をさせてあげてくださいね。

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