アメリカの小学校でトイレに行く方法って、日本と同じで休み時間に行けばいいんじゃないの?
アメリカの小学校は、基本的に授業のあいだに休み時間はありません。
え!じゃあいつトイレに行くの?
という疑問を解決します。
子どもをアメリカの学校へ通わせるとき、けっこうトイレのことって気になりますよね。
「英語話せないけど、トイレに行きたいって伝えられるか心配」
「トイレ我慢してもらしちゃったらどうしよう」
知り合いの日本人の子は、アメリカの小学校へ通い始めてからトイレを我慢した結果、2回も膀胱炎になってしまいました。
アメリカの小学校では声に出さなくても「トイレに行きたい」と伝えられる便利な手の合図(バスルームサイン)があります。
アメリカの学校でトイレのことで困らずに過ごせるように、お子さんと話しておくと安心ですよ。
アメリカではトイレのことをトイレとは言わない
英語でトイレのことを言うときは、以下の2つを使います。
- バスルーム(Bathroom)←学校ではほぼこっち
- レストルーム(Restroom)
ぼくが先生に「トイレに行きたい」って声に出して言うことはあんまりないけど、言うときはこれ!
- 「Can I go to the bathroom?」
- 「May I go to the bathroom?」
アメリカの小学校でトイレに行く方法
- クラスの決まったトイレ時間(バスルームブレイク)に行く
- 先生に許可をとってから行く
クラスの決まったトイレ時間(バスルームブレイク)に行く
アメリカでは、トイレ休憩時間のことをバスルームブレイク(Bathroom break)と言います。
先生によって時間や回数は変わりますが、毎日だいたい決まった時間にトイレに行くことができます。
- キンダー・1st grade 3回(午前2回、午後1回)
- 2nd・3rd grade 1回(ランチタイムのあと)
1日それだけ?少ない!と思いますよね。
大丈夫です、この時間以外のときは先生に許可をとるとトイレに行くことができます。
先生に許可をとってから行く
なんでいちいち許可をとって行くの?
アメリカの小学校は1教科おわるごとに10分休憩などはなく、すぐにつぎの授業が始まります。
トイレに行きたくなったときは先生に伝えたらいいよ!
授業中にトイレの許可をとるときは「トイレに行ってもいいですか?」と声に出してはいけないという先生もいます。
どの先生にも静かに「トイレへ行きたい」ことを伝えられるバスルームサインを使うのが主流です。
トイレに行きたいことを伝える「バスルームサイン」を覚えよう!
ピースをしたあと、中指を人差し指にひっかけるだけ!簡単ですよね。
トイレに行きたいときは、手を上にあげて先生に向けてそっとこのサインを出します。先生が気づくまで静かに視線を送るようにしましょう。
先生はこのサインに気づくと返事をしてきます。
先生の返事の意味は?
「ゴーアヘッド(Go ahead)」と言われる、または上の写真の「OK」のサインが出たらすぐにトイレに行くことができます。
しかし、ときには「ノー(No)」と言われたり「いまは待って、またはダメ」のサインをされることもあるんだとか。
許可がおりないときはどんなときなのでしょうか。
先生からトイレの許可がおりないとき
- 先生が大事な話をしているとき
- トイレの数より人数が超えてしまうとき
- トイレに行ったばかりで再度トイレを希望したとき
- 今取り組んでいることがもうすぐ終わりそうなとき
- バスルームブレイクにトイレに行かず、そのあとすぐにトイレを希望したとき
こんな場合はしばらく我慢しないといけないこともあります。
本当にトイレに行きたいのであれば、タイミングを見て再度サインを出してみましょう。
バスルームブレイクには必ず行っておくのがよさそうですね。
手洗い用ハンカチはいらない
アメリカの学校では、手を拭くためのハンカチの準備は必要ありません。
アメリカでは、どこの公共トイレに行ってもペーパータオルやハンドドライヤーがついているのが一般的。
学校にもどちらか設置されています。
まとめ:アメリカの小学校へ通うときはバスルームサインを覚えておくと安心
アメリカの小学校では、先生の決めた「バスルームブレイク」のときは必ずトイレに行くようにしましょう。
それ以外のときは「バスルームサイン」で先生へ合図を送って許可をとります。
朝登校して授業がはじめるまでの時間もトイレに行くことができるので、「学校へ着いたらまずはトイレ」というようにしておくといいかもしれませんね。
キンダーガーテン(5・6歳)の子は、リュックに着替えを入れておいてあげてもいいですよ。
空気を読むのが上手な日本人の子ども達は、きっと「今ならいける」というタイミングを見つけてサインを出すのは上手なんじゃないかと思います。
英語を話さなくても通じる「バスルームサイン」は、渡米したばかりの子ども達にとっても強い味方になりますよね。
ぜひあなたのお子さんと一緒に練習してみてください。
渡米前に少しでも英語を話せるようになりたいなら、子ども専門オンライン英会話を利用するのもいいですよ。