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【アメリカの日本人補習校】入学に必要な書類とは?時間割と年間スケジュール

アメリカの日本人補習校
  • 年長さん以上の子どもとアメリカ駐在予定
  • アメリカで日本の学校の勉強を学ばせたい
  • 日本で準備しておくといいものを知りたい

アメリカ駐在員の子どもの多くは、週末に「日本人補習校(補習授業校)」へ通っています。

日本人補習校では、平日は現地校に通っている日本人の子どもが土曜または日曜日に日本の教科書を使って日本の学校と同じペースで学習します。

この記事で分かること
  • 日本人補習校の入学手続きに必要なもの
  • 幼稚部から高校生までの時間割
  • 年間スケジュール
  • 親の役割

今回はわたしの子どもが通っているアメリカの日本人補習校の内容を紹介します。

学校によって細かいことは異なると思いますが、日本で準備しておくといいことは共通していると思うのでこれからアメリカ駐在予定の方はぜひ参考にしてみてください。

2021年からアメリカ在住。7&9歳の子どもがいる30代駐在妻。
「自分自身が小学生を連れてのアメリカ駐在前に知りたかったこと」を中心に、駐在予定&駐在中の方が快適なアメリカ生活を送るための情報を発信しています。

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【アメリカの日本人補習校】入学準備

入学手続きに必要な書類

わたしの子どもが通っている日本人補習校の入学手続きに必要な書類です。

  1. 入学願書
  2. 家庭環境調査書
  3. 授業料等銀行口座引落し同意書
  4. チェック(小切手)のコピー
  5. 予防接種証明書のコピー

※各学校のHPで確認してください。

1~3は日本人補習校のホームページからダウンロードして記入します。

「チェック(小切手)」と「予防接種証明書のコピー」は日本で準備しておくのがおすすめです。

引落し口座はアメリカ国内の銀行です。

渡米後すぐに日本人補習校へ通いたい場合は、日本にいる間にアメリカの銀行口座を開設しておきましょう。

わたしは日本にいるあいだに「ユニオンバンク」を開設したところ、チェック(小切手)が数十枚もらえました。(通常、小切手は有料:現在のキャンペーンは直接確認してください)アメリカ駐在前~駐在1年目におすすめの銀行やクレジットカード発行手順はこちら>>

アメリカで銀行開設するときは、「ソーシャルセキュリティーカード」という「マイナンバーカード」のようなものが必要です。

ソーシャルセキュリティー取得のための面接の予約は1ヶ月以上先、さらにカード受取りまで1~2週間ほどかかりました。

学校によっては、筆記試験や面接を受けて日本語能力をテストされてから入学を許可されたり、定員を大幅に超えると入学できないこともあります。

事務の先生は日本人ばかりなので、質問があれば日本語メールで問い合わせ可。

予防接種証明書は現地校のために用意したものをコピーすればいいので、以下の記事を参考にしてください。

アメリカの学校入学に必要な子どもの予防接種内容>>

入学金・授業料・教材費

入学金100ドル
授業料(幼稚部)40ドル/月
授業料(小学生~高校生)80ドル/月
支払い方法銀行口座からの自動引き落とし
毎月月末に翌月分
教科書代小学生~中学生は無償
高校生は実費
副教材費35ドル~200ドル/年間

現在日本に住んでいる小学生~中学生のお子さんがこれからアメリカの日本人補習校に通う場合、日本で教科書の準備が必要です。

  1. いま通っている小中学校に「教科書給与証明書」を作成してもらう
  2. 海外子女教育振興財団」に問い合わせる
  3. 足りない教科書を注文する

入学後の後期分(前期入学者)次年度分またはの教科書は、日本人補習校で支給されます。

副教材費(前期分)

日本人補習校で使うドリル(小学2年生)

教科書以外の副教材費を「前期と後期」に分けて引き落とされます。

今回は前期分を紹介します。

✔ 幼稚部

  • $17.8 / 前期分
副教材の内容
  • ひらがなプリント
  • 制作帳
  • ひらがなの下敷き
  • 名札

✔ 小学生 

  • 1年生 $37.07 / 前期分
  • 2年生 $37.07 / 前期分
  • 3年生 $60.41 / 前期分
  • 4年生 $60.41 / 前期分
  • 5年生 $66.86 / 前期分
  • 6年生 $59.84 / 前期分
副教材の内容
  • 漢字ドリル
  • 算数ドリル
  • 国語ドリル
  • 夏休みの宿題用ドリル
  • テスト用紙
  • 社会ワーク(3~6年生)
  • ことばのきまり(5・6年生)

✔ 中学生

  • 1年生 $92.97
  • 2年生 $54.09
  • 3年生 $75.43
副教材の内容
  • 漢字練習ノート
  • 教科書ワーク(国語・算数・地理・歴史)
  • サマースクール(国語・数学)
  • 教科書ワーク(公民)(3年生)

✔ 高校生 

  • 1年生 $32.36
副教材の内容
  • 精選国語総合 現代文編
  • 精選国語総合 古典編
  • 数学Ⅰ

※現在高校2~3年生がいないので、教材は不明です。

【アメリカの日本人補習校】時間割

幼稚部(年長さん)

幼稚部に細かい時間割はありません。

半日(2時間半)授業で、午前と午後のクラスに分かれています。

担任・保護者のボランティアの合計2名で子ども達を見ています。

  • 午前のクラス( 9:00~11:30) 
  • 午後のクラス(12:30~15:00)

※15分前(午前8:45~または午後12:15~)から登校できます。

幼稚部が学校でやっていること

  • ひらがなを1日2文字練習する(あいうえお順)
  • 日本のうたを歌う
  • おりがみ
  • 工作
  • 体育館で遊ぶ(毎回)

半分の時間は机に座って文字の練習や工作などをし、残り半分の時間は体育館で運動遊びをしています。

小学生

小学生からは担任の先生1人で授業しています。

時間割
  • 8:45~ 登校
  • 9:00~9:10  ホームルーム
  • 9:10~9:55  1校目
  • 10:00~10:45 2校目
  • 10:50~11:35 3校目
  • 11:40~12:00 昼食(1~3年生)、休憩(4~6年生)
  • 12:00~12:20 休憩(1~3年生)、昼食(4~6年生)
  • 12:25~13:10 4校目
  • 13:15~14:00 5校目
  • 14:05~14:50 6校目
  • 14:50~15:00 ホームルーム
  • 15:05~ 下校

✔ 小学1、2年生は国語3コマ、算数2コマ、生活1コマ

✔ 小学3~6年生は国語3コマ、算数2コマ、社会1コマ

日本で1週間かけて勉強するものを、1日でサラッと勉強して帰ってきている感じです。

「理科」の授業はありません。

補習校によって勉強する教科は変わりますが「国語だけ」「国語と算数」のみの学校が多いです。

いずれ日本の学校に通うのであれば、理科や社会は家庭で学習しておきましょう。

中学生

時間割
  • 8:45~ 登校
  • 9:00 ~ 9:10  ホームルーム
  • 9:10 ~ 9:55  1校目
  • 10:00 ~ 10:45 2校目
  • 10:50 ~ 11:35 3校目
  • 11:40 ~ 12:25 4校目
  • 12:30 ~ 12:50 昼食
  • 12:50 ~ 13:10 休憩
  • 13:15 ~ 14:00 5校目
  • 14:05 ~ 14:50 6校目
  • 14:50 ~ 15:00 ホームルーム
  • 15:05 ~ 下校

✔ 国語3コマ、数学2コマ、社会1コマ

中学生も理科の授業はなく、下校時間は小学生と同じです。

高校生

時間割
  • 8:45 ~ 登校
  • 9:00 ~ 9:10  ホームルーム
  • 9:10 ~ 9:55  1校目
  • 10:00 ~ 10:45 2校目
  • 10:50 ~ 11:35 3校目
  • 11:40 ~ 12:00 休憩
  • 12:00 ~ 12:20 昼食
  • 12:25 ~ 13:10 4校目
  • 13:15 ~ 14:00 5校目
  • 14:05 ~ 14:50 6校目
  • 14:50 ~ 15:00 ホームルーム
  • 15:05 ~ 下校

✔ 国語&小論文3コマ、数学3コマ

高校生も、小学生や中学生と同じ終了時間となっています。

国語と算数の授業のみなので、他の教科は自分で学習することになります。

【アメリカの日本人補習校】年間スケジュール

毎週土曜日に登校するので、年間約40日通います。

日本の学校でもやるようなイベントもありますよ。

イベント内容日程
入学式4月中旬
夏休み6月中旬~7月22日頃
球技大会9月
漢字検定(希望者のみ)10月末
冬休み12月中旬~1月6日頃
カルタ・百人一首大会1月
卒業式(小・中・高)3月中旬

幼稚部&小学1年生・中学1年生・高校1年生のお子さんは入学式があります。

入学式や卒業式の服装は「日本の学校と同じ」と思っていたらいいですよ。

親の役割(当番あり)

  1. 毎回の送り迎え&弁当作り
  2. 宿題のチェック
  3. 当番

①毎回の送り迎え&弁当作り

小学一年生以上の子どもは毎回お弁当が必要です。

②宿題のチェック

宿題に出てくる文字の「とめ・はね・はらい」なども親が指導して丸つけをするように、という案内が来ました。

間違いがあれば教えたり、教科書の音読を聞いたり、宿題の時間は親も一緒です。

③当番

✔ 幼稚部

クラスの名簿順に毎回1クラス1名が当番に割り当てられます。

登校時間に子どもを誘導したあと、授業時間(2時間半)のあいだクラスで先生たちの補助をします。

✔ 小学生~高校生

  • 時間・・・11:30 ~ 13:10
  • 人数・・・6名(体育館2名、カフェテリア前1名、図書室3名)
  • 内容・・・体育館・カフェテリア前の監視、図書室で返却本を本棚に戻したり本の貸し出し作業

当番は全員回ってきますが、兄弟がいる場合は一番下の子の時だけです。

もし都合が悪い日に割り当てられていたら、自分で交代してもらえる人を探します。

全学年の親の名前と電話番号がのっている当番表が配られるので、親同士はSMS(テキストメッセージ)で連絡をとりあうことが多いです。

日本人補習校の図書室では日本の本を借りられる

日本人補習校には図書室があり、昼休みに本を借りることができます。(子どもが通っていない一般の人でも借りられます。)

最新の本はあまりありません。

これからアメリカへ行く本好きな方は、引っ越し荷物と一緒に送るといいですよ。

日本のAmazon Kindle(月980円)ならスマホやパソコン、iPadで最新の日本の雑誌や子ども向けの本など200万冊以上が読み放題です。

わたしも利用していますが、アメリカのネット回線で読めているので便利ですよ。

アメリカで日本の本を読む方法は帰国後も困らない!海外在住の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法という記事でも紹介しています。

日本人補習校の宿題の量

文部科学省によると日本人補習校は世界に229校(2020年時点)あります。

学校によって宿題の多いところもあるようですが、どこも多いわけではありません。

正直、思ってたより少ない・・・

宿題はすべて親が丸つけをします。

日本人補習校の1週間の宿題
  • 幼稚部・・・ひらがなプリント2~3枚
  • 小学1~3年生・・・1枚5分で終わるプリント4~5枚と音読

※宿題はデータのみ送られてくるので各家庭で印刷します。

夏休みの宿題
  • 幼稚部・・・画用紙に好きな絵を描く
  • 小学1~2年生・・・ドリル(24ページのもの)、画用紙に好きな絵を描く

毎週の宿題は各家庭で印刷しないといけない学校もあります。

日本のプリンターはアメリカでも使えますが、同じインクは売っていないかもしれないので注意してください。

アメリカのAmazonで買ったEpsonのインク補充型のプリンターは、初期設定が分かりやすくモニターは日本語表記にできるのでおすすめです。

日本の勉強についていくには家庭での対策が必要

正直、週に1回の日本人補習校だけに頼っていたら日本の勉強には全くついていけなくなってくると思います。

小学校1年生であっても、漢字などは家で練習する習慣がないとすぐに忘れてしまいます。

いずれ日本の学校に通うのであれば、家庭でどんな学習をさせていくか考えておくといいですよ。

帰国後も困らない!海外在住の子どもが効率よく日本語を学習できる5つの方法

わが家はアメリカでチャレンジタッチやスマイルゼミ、Z会のタブレット学習などを利用しています。

すでに日本の勉強についていけていないなら小1~高3の範囲を自由に勉強し放題のオンライン学習教材「すらら」がいいですよ。

まとめ:日本で4つのものを準備しておくと入学はスムーズ

アメリカの日本人補習校の授業料は、アメリカの銀行口座から引き落とされます。

以下の4つは日本で準備しておきましょう。

  • チェック(小切手)のコピー
  • 予防接種証明書のコピー
  • 教科書
  • ノートや国語辞典

補習校に入れたら親はラクできるというわけではなく、宿題や家庭での学習、当番や送り迎えなど、親子で一緒にがんばる覚悟が必要です。

平日は現地校、土曜日は補習校に通うと休みは日曜日だけになります。

しかし、ここでの経験は親子で素晴らしい経験になっていると感じています。

日本人補習校で出会う日本人の仲間達と、楽しい時間を過ごせるといいですね。

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