日本では縁のないサマータイムですが、アメリカ生活をしていると年に2回時計を調整しないといけない時期があります。

家じゅうの時計を調整して回るのはけっこう面倒…
毎回サマータイムのはじまりと終わりは時差ぼけの症状に悩まされる人も少なくありません。
アメリカが1年中サマータイムになるかもしれないという話も出ていますが、反対派も多く、結局今年も11月5日にサマータイムが終わりました。
今回はアメリカのサマータイムとは何なのか、そして日本との時差は何時間あるのかを分かりやすく紹介します。
サマータイムは夜暗くなる時間を遅くする制度

サマータイムとは、春から秋の期間に、
「夜暗くなる時間を遅くしよう」=「起きてるときの明るい時間を増やそう」
という制度。1年に2回、時計を1時間進めたり戻したりします。

夜遊びしやすくなるのね。

夏は夜9時過ぎまで電気をつけなくても明るいです。
世界45ヵ国でサマータイム制度を利用しています。
アメリカのサマータイムの時期
アメリカのサマータイムは、3月第2日曜日の午前2時~11月第1日曜日の午前2時となっています。
- 2023年のサマータイムは3月12日(日)午前2時~11月5日(日)午前2時でした。
- 2024年のサマータイムは3月10日(日)午前2時~11月3日(日)午前2時です。
- サマータイムはじまりの時間変更は「スプリングフォアワード(Spring forward)」
- サマータイム終わりの時間変更は「フォールバック(Fall back)」と言われています。
年に2回時計を調整

サマータイムとはじまりと終わりには、家や車の時計を調整をします。
- 2024年3月10日(日)の午前2時→午前3時に1時間進める
- 2024年11月3日(日)午前2時→午前1時に1時間もどす

パソコンやスマホ、タブレット、電波時計などは、自動で時間が調整されます。
アメリカでもサマータイムのない州もある
アリゾナ州の大部分とハワイ州にはサマータイムはありません。
アメリカ領サモア、グアム、北マリアナ諸島、プエルトリコ、バージン諸島にもサマータイムはなく、常に標準時となっています。
アメリカが1年中サマータイムになる可能性もある

2022年3月、アメリカの上院議会でサマータイムで1年中過ごそうという「Sunshine Protection Act(日照保護法)」案が全会一致で可決されました。
しかし議員たちが標準時かサマータイムのどちらを恒久化するかで意見が分かれたため話しが停滞し…
2023年も、通常通り11月5日にサマータイムから標準時に戻りました。
議員がこの法案を再提出しましたが、バイデン大統領が署名をするには上院と下院を通過する必要があり、2024年も通常通りのサマータイムを迎えることになりそうです。

新法の施行には約1年かかるので、早くても2025年からです。
1年中サマータイムになるメリット

- 経済効果・節電効果
- 子どもの肥満防止
- 夕方暗くなる時間が遅くなる(治安がよくなる)
夜遅くまで明るいため治安が良くなり、食事などにも出かけやすく経済にとって良い効果があります。
夜に電気をつける時間が短くなるので節電効果もあります。
夏は夜9時過ぎまで明るいので、夕食を食べ終わった子ども達は8時過ぎまで外で遊んでいます。子どもの肥満防止ってやつですね。

親は外で見守っているので「早く暗くなれー!」って思います。お風呂の時間も遅くなるし…(親にとってはデメリット)
1年中サマータイムになるデメリット

- 秋~冬の通学時間(7時頃)はまっ暗
- 夏は子どもが寝る時間(夜9時)でも明るい
サマータイムのまま10月に入ると朝の通勤・通学時間は夜のような状態です。

秋から春は日が短いです。
1年中サマータイムになると、秋・冬の通学時間(7時頃)は遅いままになります。(標準時だと朝8時→朝7時になるので通学時間も明るくなる。)
サマータイムは夜明るい時間が長いため、子どもが早く寝る気持ちになってくれないというデメリットもあるんですよね。

外の明るさではなく時間で動くようにすれば問題ないんですけどね。
大人や夜出かける人にとっては、夜の明るい時間が長いサマータイムはメリットなんでしょうが(^^
アメリカと日本の時差は?
アメリカ内は地域によっても時差があります。
アメリカの標準時の日本との時差

標準時は、2023年11月5日午前2時~2024年3月10日午前2時です。
- ニューヨークなどの東海岸では、日本との時差は14時間
- ロサンゼルスなど西海岸では、日本との時差は17時間

アメリカは日本の過去の時間です。
【例】日本は1月3日午前10時。アメリカの時間は?
- ニューヨークは1月2日の20時
- ロサンゼルスは1月2日の17時
アメリカのサマータイムの日本との時差

次のサマータイムは2024年3月10日午前2時~11月3日(日)午前2時です。
- ニューヨークなどの東海岸では、日本との時差は13時間
- ロサンゼルスなど西海岸では、日本との時差は16時間
【例】日本は4月2日午前10時。アメリカの時間は?
- ニューヨークは4月1日の21時
- ロサンゼルスは4月1日の18時
まとめ
2022年から話が出ている「アメリカが1年中サマータイムになるかもしれない」という話はまだ先へ進んでいません。
サマータイムは夜明るい時間が長いので経済効果があると言われていますが、年に2回1時間の時差が発生することで体調不良になる人もいます。

サマータイムで固定になれば、時差ぼけの症状に悩む人は少なくなりますね。
今後もアメリカの最新ニュースをチェックし、情報が入り次第記事を更新します。
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